沖縄・宜野座高に表彰状 来春センバツ・21世紀枠の県推薦校
来春の第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)の「21世紀枠」で、沖縄県推薦校に選ばれた県立宜野座高校(宜野座村)に16日、県高野連と毎日新聞社から表彰状が贈られた。受け取った石川晄大(こうだい)主将(2年)は「バントを中心に練習を続けてきたことが形になった。地域の方がサポートしてくれているので、自分たちが甲子園に出て旋風を巻き起こし、村をもっと盛り上げたい」と精進を誓った。 【写真まとめ】第95回センバツ大会のホームラン 県高野連は推薦理由として、秋季県大会でベスト4の好成績を上げたことに加え、「地域の生徒を中心としたチーム作りで、地域に良い影響を与えている」ことなどを挙げた。表彰伝達式で県高野連の遠越(とおごし)学副会長は、センバツ大会歌「今ありて」の一節を引き、「ぜひ新しい未来への扉を開いて、これまで引き継がれてきた時代に対し、新たな伝統を作っていけるように、推薦を誇りに一層の努力と実践を積み重ねてほしい」とエールを送った。 宜野座高校が21世紀枠の県推薦校に選ばれるのは2回目。2001年のセンバツでは21世紀枠で甲子園初出場を果たし、ベスト4に進んだ。甲子園は同年夏と03年春にも出場した。その後も12年秋の県大会で優勝。13年以降も夏秋の県大会で幾度も4強や8強に入る活躍をしている。また、宜野座村はプロ野球・阪神タイガースの春季キャンプ地となっており、今年は2度目の日本一に沸いた。 21世紀枠は12月8日に全国9地区の候補校が発表され、来年1月26日に出場2校が決まる。【比嘉洋】