イタリア代表の“FW1番手”は見つかった? デビューから5戦4ゴールと頼もしいレテギこそエース候補に
EURO連覇へ新エースの発見が欠かせない
前回王者として今夏のEURO2024に臨むイタリア代表には、長らくセンターフォワード探しの課題がある。絶対的エースと呼べる存在が見当たらず、試行錯誤の時間が続いてきたのだ。 それは今も同じだが、まず今月21日に行われたベネズエラ代表との親善試合でアピールしたのは、ジェノア所属のFWマテオ・レテギだ。 レテギはアルゼンチンで育ったが、祖父がイタリア出身だったことからイタリア代表を選択することが可能に。昨年に代表デビューを果たし、今月のベネズエラ戦でも2ゴールと大活躍。イタリア代表では5試合で4ゴールと見事なスタートだ。 今季からはジェノアの一員として初のセリエAに臨んでいるが、そこでも6ゴール2アシストとまずまずの結果を残している。今回はイタリア代表新監督ルチアーノ・スパレッティへのアピールにも成功し、EUROのスタメン争いで一歩リードといったところか。 伊『Gazzetta dello Sport』にて、レテギもプレイする準備は出来ていると充実ぶりを口にしている。 「2人に感謝しなければね。まず僕に声をかけてくれた(前監督)マンチーニと、僕を信頼してくれたスパレッティに。いつでもプレイする準備はできている。イタリア代表を選んだのは正しかったよ。ここを選んだのだから、できるだけ多く代表でプレイしたい」 まだアズーリのFW1番手と決まったわけではないが、5戦4ゴールの実績は頼もしい。今のところレテギ以上に信頼できるストライカーは見当たらないか。
構成/ザ・ワールド編集部