「マイナ保険証」への移行で起こりうるリスクとは?切り替える際に、手数料はかかるの?
マイナ保険証への移行は徐々に進んでおり、2024年12月2日からは現行の健康保険証の新規発行が停止となります。既存の健康保険証は有効期限まで(最長で2025年12月1日まで)使用できますが、いずれマイナ保険証へ移行するにあたって、何かリスクはないのか気になる人もいるでしょう。 今回は、マイナ保険証への移行によって起こりうるリスクをご紹介します。手続きの方法や切り替え手数料の有無もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
マイナ保険証への移行によって起こりうるリスク
マイナ保険証への移行によって、起こりうるリスクとして考えられるのは、以下の3つです。 ●個人情報の漏えい ●システムトラブルの発生 ●使い方が分からない それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。 ■個人情報の漏えい マイナ保険証へ移行することで、個人情報の漏えいにつながるおそれがあると指摘されています。全てをデジタルで管理することになるため、仮にシステムへの不正アクセスやハッキングなどの被害が発生すれば、個人情報の漏えいにつながる可能性が考えられるでしょう。 また、マイナンバーと健康保険証のひもづけミスも発生しています。このようなトラブルにつながる可能性があるのは、マイナ保険証へ移行するからこそのデメリットと考えられるでしょう。 ■システムトラブルの発生 マイナ保険証へ移行した際、システムトラブルが発生すると、その時間帯は利用できなくなってしまうリスクもともなう可能性があるでしょう。 マイナ保険証は、薬局や病院などでカードリーダーへかざして使用します。そのため、仮にシステムに異常が起きてしまった場合は、カード内部に書き込まれている情報を読み込めず、使用できない可能性が考えられます。 現行の健康保険証であれば、このようなトラブルには見舞われないと考えられるため、この点はマイナ保険証ならではのデメリットといえます。 ■使い方が分からない 現行の健康保険証であれば、受け付けの際に提示すれば情報を確認してもらえます。しかし、マイナ保険証はカードリーダーへかざす必要があり、初回利用時は画面の内容に沿って登録を進めなければなりません。 初回利用登録はマイナポータルやセブン銀行ATMからの申請も可能とのことですが、機械が苦手な人や高齢者などは、使い方が分からないと困ってしまう可能性があるでしょう。