DeNA・筒香が現状維持3億円で更改 日本野球への適応に苦戦も「これなら勝負できると感覚つかんだのが日本シリーズの最中」
DeNA・筒香嘉智外野手が20日、神奈川・横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。来季が3年契約の2年目となり、現状維持の3億円でサインした。(金額は推定) 今季途中に米国球界を経て5年ぶりに古巣に復帰。最も印象に残ったシーンについて、復帰初戦となった5月6日のヤクルト戦での逆転アーチを放った試合を挙げ「この横浜スタジアムで横浜ファンの皆さんであれだけの声援をいただいてプレーさせていただいたこと、非常に野球人として嬉しい瞬間でした」と振り返った。 5年ぶりの日本球界でのプレーに「投手の対応というところで少し時間がかかるなとは思っていましたが、けがの影響もあって最後まで長引いてしまったシーズンでした」とアジャストに苦戦したことを口にしつつ、日本シリーズ第6戦での右越えアーチで、大きな手応えを感じたという。「個人的には打席の感覚が良くなってきた、これなら勝負できるな、という感覚が出たのが日本シリーズの最中だった」と明かした。 経験豊富なベテランとしてチームを26年ぶりの日本一に導いたが、「ファンの方にもう少し恩返しできたのかなとも思いますが、リーグ優勝というところが一番チームが向かっているところ。日本一はもう過去のことになりますけど、リーグ優勝に向かって動いていきたいと思います」と意気込みを語った。