冬は乾燥するので「加湿器」が必須!「暖房」と同時に8時間稼働の場合、電気代はいくらかかりますか?
寒い季節には乾燥が気になって「加湿器」を使う方も多いでしょう。その場合は、エアコンやファンヒーターなどの暖房器具と併せて稼働させることとなり、電気代が気になります。 そこで今回は、エアコンの「暖房」と「加湿器」を同時に使用したら、どれくらいの電気代がかかるのかを解説します。
エアコンの「暖房」にかかる電気代
まずは、エアコンの「暖房」にかかる電気代を見てみましょう。エアコンの消費電力は製品や大きさによって異なりますが、一般的には8~14畳用で平均700~1000ワットほどです。 今回は800ワットのエアコンを使用すると仮定して、電気代を計算してみます。8時間稼働した場合、立ち上がりの電気代を加味せず計算すると、エアコンの暖房には約192円かかります。1ヶ月間毎日8時間使用したら、かかる電気代は約5760円です。(電気代単価30円/キロワットアワーで計算) 使用環境や設定温度によっても多少の差が出るため、目安として参考にしてください。
加湿器にかかる電気代
次は加湿器の電気代を確認してみましょう。 加湿器と一口にいっても種類がいくつかあり、それぞれ特徴や消費電力が異なります。おもに、「超音波式」「スチーム式(加熱式)」「ハイブリッド式(加熱気化式)」「気化式」の4種類があります。 上記のなかでも「気化式」が最も消費電力が低く、平均5ワットほど。対して消費電力が大きいのは「スチーム式(加熱式)」で平均300ワットほどです。 今回は、気化式の加湿器を「強モード(11ワット)」で8時間稼働したと仮定して、電気代を計算してみます。1日8時間の使用でかかる電気代は約2.64円、1ヶ月で約79円です。
両方の電気代を合わせるといくら?
エアコンの「暖房」と「加湿器」にかかる電気代を、合計して見てみましょう。 表1
※筆者作成 双方の電気代を合計すると、1日8時間の稼働で約195円、1ヶ月で5839円かかります。エアコンの暖房にかかる電気代が、大半を占めていることが分かります。エアコンの設定温度を下げるとか、部屋が寒いうちは電気ヒーターを使用してからエアコンをつけるなどの工夫することで、電気代を節約できるでしょう。
暖房と加湿器を併用すると月に約6000円の電気代がかかる
エアコンの「暖房」と「加湿器」を毎日8時間使用した場合、月に約6000円の電気代がかかることが分かりました。暖房にかかる電気代が大きいため、エアコンの使い方を工夫することで、効率よく節約できます。 加湿器は、使用する種類によっても電気代に差が生じるため、お手持ちの加湿器の消費電力を確認してみましょう。 出典 東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C 従量電灯B 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部