長崎和牛ブランド「出島ばらいろ」の産地を市長視察 物価高騰のなか「最大限のサポートを」
長崎市内では長崎和牛「出島ばらいろ」が生産されています。 飼料代の高騰などで苦しい経営を強いられている畜産農家の声を聞こうと鈴木市長が視察しました。 長崎市の鈴木市長が視察したのは長崎和牛「出島ばらいろ」を生産する長崎市三京町の岳下畜産です。 「出島ばらいろ」はバラの花を連想させる鮮やかな紅色とバラ肉の厚みが特徴で、三重地区と日吉地区の8軒が育てています。 飼料の価格が上がり、さらに物価高騰で需要が低迷しているため生産者は苦しい経営を強いられています。 鈴木史朗 市長 「エサはだいたい1頭で、どのくらい食べるのか」 岳下畜産 岳下肇さん 「1日に10キロはいかないくらい」 岳下畜産は約200頭を飼育していますが、資料代は2020年からの2年間で1カ月に150万円も上昇し、現在も高止まりの状況が続いているといいます。 岳下肇さん 「続けるのが一番苦労」「(市には)長崎に旅行などで来た人に『ばらいろ』があると広めてもらいたい」 鈴木史朗市長 「ブランドとしてより長崎の魅力として発信し」「高付加価値な畜産に発展していけるように、市役所としても最大限のサポートをしたい」 長崎市は、今月19日に市役所の食堂で「出島ばらいろ」のシチューを200食限定で提供するなど、今後も市の内外で認知度の拡大を図りたい考えです。
テレビ長崎