話題のCBDって何?睡眠にも月経トラブルにもおすすめな理由を専門家が解説
つらい月経トラブルにも効果を発揮するCBD
「ECS(エンドカンナビノイドシステム)」は、卵子を形成する元となる卵母細胞の産生から分娩まで、女性の重要な生殖イベントにも深く関係しています。このシステムの乱れは子宮外妊娠や子宮内膜症などにも関連するため、女性特有の不調にもCBDは効果を発揮する場合があると岩本先生は言います。例えば、月経困難症の女性が症状の重いときに1日に数回、CBDバームを下腹部に塗布することを継続した結果、徐々に鎮痛剤を服用せずに過ごせるようになり、使用開始から半年後にはCBDバームを使わずに生理をやり過ごせるようになったケースもあるとのこと。 CBDを外用する場合、アレルギーや耐性も考慮する必要があるため、個人で使用する際は低濃度からの使用がおすすめ。実際に、低濃度のほうが効く症例も少なくないそうです。また、クリニックでの臨床結果はすべて、CBDだけの効果ではなく、適切なカウンセリングとライフスタイルの改善があってこその結果だと先生は考察しています。ライフスタイルを整えながらCBDを適切に使用することで、より効果的に作用するといえそうです。 睡眠の質や女性特有の不調に悩んでいるときは、日々の生活を見直しながら、プラスアルファでCBDの効果に期待してみるのも手段のひとつかもしれません。 構成・文/長岡絢子