旧ジャニーズ事務所に所属するタレントのマネジメントなどを行う新会社STARTO ENTERTAINMENTの代表取締役に就任した福田淳さんが9日、取材に応じ、自身の責務についてや旧ジャニーズ事務所への思いを語りました。 【画像】SMILE-UP.　マネジメント業務を行う新会社のトップに福田淳氏 福田さんは、新会社と被害者への補償を担う『SMILE-UP.』との関係について、「今回、全くSMILE-UP.と資本関係のない独立した内閣といいますか、会社を作ったんですけども。井ノ原さんには残っていただいて、私は経営、井ノ原さんはタレントさんと向き合うと。あとは、財務とかコンプライアンスとかのプロを呼んできて、やっとこの会社自体ができるところまで来たというのが今日（9日）、この時点です」と説明しました。 また、ジャニー喜多川氏について「創業者のジャニー喜多川氏が犯した罪は世界最大のもので、これはもう決して許されるものじゃない」とコメント。 続けて、「（一方で）憧れの先輩がいたから入ったっていう話をいくつか聞いた。そういう先輩に対する美しい系譜があって、そして歌と踊りや演技のコンテンツがある。それは一時期韓国のポップスにも影響を与えたし、ちょっと大げさに言いますと、“日本の宝”じゃないかと。僕もエンタメ業界36年やってますから、培ってきたコンテンツそのものが瓦解（がかい）してしまうというのは、日本の損失じゃないか」と、代表取締役を引き受けるに至った思いを明かしました。 さらに、福田さんは「今回、この会社ができる前提になっているのが、社会や経済界からもう分離しないとダメですよという要請に基づいて作られている。補償は補償でSMILE-UP.で専念していただいて、僕の与えられた役割はこのエンターテインメントビジネスを、今まで色々やきもきさせましたけど、ファンの方がファンの方で居続けて、さらにそれが発展するように組織のきっちりした会社を作ることなので、そこに専念しようと思っています」と自身の立場について明言しました。