<三南プライド・’21センバツ>選手紹介/8 秋山碧生内野手(2年)/松本賢志郎外野手(2年) /静岡
◇誰よりも努力家 秋山碧生内野手(2年) マネジャーの対馬そらさん(2年)に「チーム一の努力家」と評される副主将だ。伊東市の自宅から学校まで片道1時間。それでも朝早くに登校し、グラウンドで自主練習する。居残り練習も欠かさず、誰よりも遅く下校する「練習の虫」と見られている。 昨秋の東部地区大会は二塁手として先発出場。だが、「失策をしないことでいっぱいいっぱいだった」と言う。打撃で結果を残せず、県大会は小中と同じチームでプレーした古川龍選手(2年)に正二塁手の座を譲った。「(自身のプレーに)納得がいかなかった」と悔しさを隠さない。 今も古川選手をライバル視。センバツ出場決定後はさらに練習に熱が入った。「まだアピールする場はある。一球一球を大事にプレーしたい」とし烈なレギュラー争いに闘志を燃やす。【深野麟之介】 ……………………………………………………………………………………………………… 身長177センチ▽体重70キロ▽内野手▽右投げ右打ち▽伊東市立対島中▽静電気が苦手 ◇飛距離伸び順調 松本賢志郎外野手(2年) 昨秋の県大会準決勝の常葉大菊川戦。1―9と点差が開いた七回裏2死のコールドゲーム目前の場面で代打を告げられた。自分が起点になる大逆転劇……のイメージも描かないまま、「緊張感もなく、打席に立ってしまって」空振り三振。県大会の出場は、この1打席だけだった。 先発メンバーのチームメートならば、あの場面で、どのような意識で打席に立ったのだろうか。「打撃でも、守備でもレギュラーの選手は一枚も二枚も上手」とレベルの差を痛感させられた。せめて技術面で追いつこうと、冬場はとにかくバットを振って、振って、振りまくった。 打球の飛距離が伸びたからなのか、3月以降の練習試合でスタメンに選ばれる機会もあった。「積極的なプレーをみせたい」と懸命のアピールを続ける。【深野麟之介】 ……………………………………………………………………………………………………… 身長167センチ▽体重63キロ▽外野手▽右投げ右打ち▽伊豆の国市立韮山中▽野球部内で一番の秀才 =つづく