宝塚「ベルばら」50周年公演開幕 レジェンド集結で初代オスカル・榛名由梨が回顧「金メダル取ったよう」
宝塚歌劇の最大のヒット作の初演50周年記念公演「ベルサイユのばら50~半世紀の軌跡~」が14日、大阪・梅田芸術劇場メインホールで初日の幕を開けた。 フランス革命を舞台にした池田理代子氏の同名漫画を原作に1974年に初演され、男装の麗人・オスカルを榛名由梨が演じて「ベルばらブーム」に火を付け、当時低迷していた歌劇団を盛り上げた。 初日は榛名、安奈淳、鳳蘭、麻実れいら昭和レジェンドOGから平成時代のトップらが集結。75年花組版で榛名がアンドレに転じ、2代目オスカルを演じた安奈は「ショーちゃん(榛名)がアンドレで、バランスが良かった」と笑顔。同年に雪組、76年に星組と当時の全4組で上演された“第一世代”を榛名は「(星組の)ツレちゃん(鳳)が最終ランナーのリレーで金メダルを取ったよう」と回顧した。 起承転結の名場面を凝縮したダイジェストシーンはこの日は、14年宙組の「オスカル編」の当時トップ・凰稀(おうき)かなめとその同期・緒月遠麻(おづき・とおま)が当時の役どころのままコンビを演じ、フェルゼンを元宙組トップ・和央(わお)ようか、マリー⁰アントワネットを元星組トップ娘役・星奈優里が務めた。 歌劇団の現役2人も参加する日替わりキャストで、同劇場では19日まで。東京建物BrilliaHALLでは26日~6月9日に上演される。
報知新聞社