九共大が延長11回タイブレークで白星 「後輩を神宮に連れて行く」尾石が4安打2打点の活躍【福岡六大学野球】
◆福岡六大学野球秋季リーグ戦第2週第1日 日経大5―8九共大(14日、九共大) 九共大が延長11回タイブレークの末に日経大に競り勝った。2番中堅の尾石崇太(4年・福岡工大城東)が4安打2打点の活躍でチームをけん引した。 ■卒業から2年、福大同期が1軍舞台で再会2ショット【写真】 尾石は初回1死で先制点のきっかけをつくるチーム初安打を左前に運ぶと、7回には2死二塁から左翼線を破る同点三塁打。タイブレークの延長11回2死三塁では「自信があった」というセーフティースクイズを三塁線に決めてダメ押しの8点目を奪った。 50メートル5秒89のスピードスターは「絶対に決まると監督に言われて打席に立った。初球のチェンジアップをうまく転がすことができた」と満足げに話し、指揮官の上原忠監督も「彼の俊足はチームの武器。対戦相手にもプレッシャーとなる」と目を細めた。 先発の佐々木大雅(2年・情報科学)は10回148球を投げ、失策絡みで5点を失うも自責点は2。5連続を含む8奪三振で存在感を示した。最速143キロの左腕は「自分のテンポが悪くてチームのミスを誘発した部分もあった。真っすぐを中心に、試合の序盤からいい流れで投げられるようにしたい」と、次回登板での好投を誓った。 次週には4季連続のリーグ優勝を目指すライバル九産大との大一番が控え、明治神宮大会(11月・神宮)出場に向けて絶対に負けられない戦いとなる。尾石は「九産大を倒して優勝し、4年の自分たちが後輩を神宮に連れて行く」と、気合十分に語った。(山崎清文)