飛距離が自慢の九州国際大付・佐倉俠史朗＝鹿児島市の平和リース球場で2021年11月11日、平川義之撮影

　第94回選抜高校野球大会は第6日の24日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦が行われ、昨秋の九州王者の九州国際大付（福岡）が、昨秋の明治神宮大会で準優勝した広陵（広島）を4―1で破った。「2年生ビッグ4」と呼ばれ、2試合目にして今大会初安打を含む3安打をマークした九州国際大付の4番・佐倉俠史朗（きょうしろう）の試合後のコメントは次の通り。 【熱戦を写真で】九州国際大付vs広陵 　　　◇ 　（待望の初安打に）自分の課題としてバットが下から出ていた。上から振ることも大事だと思ったけど、コーチから「足の上げ方やタイミングのとり方がなっていない」と言われたので、そこを修正して試合に臨んだ。確実に修正できたわけではないが、1回戦よりはできた。 　（軽打のイメージもあった。意識したのか）1回戦は大振りして当たらなかった。後ろにもいいバッターは何人もそろっているので、つなぐ意識で入った。 　（広陵の投手への対応は）森山さんは真っすぐの伸びが良く、変化球も低めに集める。映像を見て、最初は真っすぐを待って打席に入った。 　（立て続けにヒットが出て気持ちが楽になったか）1回戦で全然打てずに気持ちが落ちていた部分もあった。きょう1本出て気持ちが楽になった。 　（同じく「2年生ビッグ4」と呼ばれる広陵の4番・真鍋慧選手を意識したことは）打席中は意識しなかったけど、自分がランナーに出た時に一緒にファーストにいたので、お互い「ナイスバッティング」や「狙っている球はなんだった？」とか打席中のことを話した。意識したというよりは、会話ができたと思っている。 　（黒田義信選手が1番にいることは）自分の中では黒田さんが九国の中で一番頼りにしているバッター。チームに貢献できる一本をあそこで打ってくれたので、勝利につながった。 　（広陵は内海優太選手、真鍋選手と素晴らしい左打者がいる。彼らの雰囲気や打球の怖さは）警戒しているバッターだったのですごく怖かった。でも、しっかり香西さんが抑えてくれたので、いい投手だなと思った。 　（次戦への対策は）一日一日の調子で打ち方や足の上げ方が変わる。相手の投手に合わせてそういう足の上げ方をするので、しっかりやっていこうと思う。 　（チームでの愛称は）「クマ」とか「ジャンボ」とか呼ばれている。 　◇全31試合をライブ中継 　公式サイト「センバツLIVE！」（https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022）では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」（https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/）でも展開します。