プーチン大統領、トランプ氏に水面下で祝意…ロシア議会関係者「交渉可能な相手だ」
ロシアの独立系メディア「ビョルストカ」は6日、露大統領府に近い人物らの話として、プーチン露大統領を含む政権幹部らが米大統領選に勝利したトランプ前大統領に水面下で祝意を伝えたと報じた。
関係者によると、公式な電話会談ではなく、露外務省を通じて伝えられた。セルゲイ・ラブロフ外相やメドベージェフ前大統領、上下両院の議長も祝いの言葉を述べたという。
議会関係者はビョルストカに対し、「ウクライナへの軍事支援削減が期待できる。(トランプ氏は)交渉可能な相手だ」と語った。
中国の習近平(シージンピン)国家主席も7日、トランプ氏に祝意を伝えた。中国外務省の同日の発表によると、習氏は祝電で「安定した健全な中米関係は両国の共通の利益や国際社会の期待に合致する」と強調し、「対話を緊密にし、意見の相違を適切に管理する」ことを求めた。
中国外務省の毛寧(マオニン)副報道局長は7日の記者会見で、トランプ氏が示唆している対中関税引き上げについて「仮定の質問には答えない」としつつ、「貿易戦争に勝者はなく、世界にとって不利益だ」とけん制した。