連続テレビ小説「虎に翼」第112話。星百合（余貴美子）はごはんを炊くのを忘れ…（C）NHK

　女優の伊藤沙莉（30）がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」（月～土曜前8・00、土曜は1週間振り返り）は3日、第112話が放送された。 【写真】連続テレビ小説「虎に翼」第112話。星百合（余貴美子・左）と佐田寅子（伊藤沙莉）（C）NHK 　＜※以下、ネタバレ有＞ 　向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子（ともこ）の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。 　第112話は1960年（昭和35年）2月、「原爆裁判」の口頭弁論が始まった。竹中次郎（高橋努）は雲野六郎（塚地武雅）から裁判の記録を記事にしてほしいと依頼されていた。最近、佐田寅子（伊藤沙莉）の体調が優れないのは、更年期障害が原因の可能性。星百合（余貴美子）の物忘れも少しずつ深刻になりつつあった…という展開。 　星航一（岡田将生）は図書館に行き、更年期障害の本を借りてくる。百合については、老年性痴呆と推測した。 　1年半後の1961年（昭和36年）6月。星のどか（尾碕真花）は銀行勤務。百合はのどかを大学生だと思い、航一に「わたくしを除け者にして、みんなで楽しそうにしちゃって」。平日はお手伝いの吉本（山野海）に百合の側にいてもらうことになった。 　SNS上には「余貴美子さん、流石」「本領が発揮されてきた」「余貴美子さんの演技が凄すぎて、しんどい」「細やかな演技が凄まじい…このための余さんだったのかと脱帽」「余貴美子をキャスティングした理由が分かった」などの声。余の“老いの演技”に絶賛が集まった。