那須川天心、元世界王者・モロニーと対戦へ 来年2月24日に有明アリーナで 相手は世界戦以外では負けたことがない強敵
ボクシングの帝拳ジムが27日、東京都内で会見し来年2月24日に東京・有明アリーナでWBCバンタム級タイトル戦、王者・中谷潤人(26)=M・T―同級6位ダビド・クエジャル(23)=メキシコ。WBAバンタム級タイトル戦、王者・堤聖也(29)=角海老宝石―元WBCフライ級王者・比嘉大吾(29)=志成=のダブル世界戦に加え、バンタム級ノンタイトル10回戦、WBA同級2位・那須川天心(26)=帝拳―元WBO同級王者ジェーソン・モロニー(33)=豪州=を開催すると発表した。AmazonのPRIME VIDEOが全試合を独占生配信する。 特に注目が集まる那須川はビッグマッチだ。対するモロニーは今年5月、東京ドームで現王者・武居由樹(大橋)に判定で敗れるまでWBO王座に君臨していたバリバリの現役世界王者クラスだ。その試合も、最終回に猛攻をかけて武居をストップ寸前まで追い込んでおり、実力に疑問の余地はない。 通算27勝(19KO)3敗で、敗戦は武居、現世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)、元IBF同級王者エマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に喫したのみ。世界戦以外では負けたことがなく、現在の世界ランクもWBC5位、IBF、WBO6位だ。 ボクシング転向後5試合(全勝2KO)しか経験していない那須川にとっては最大の試練。その一方で、陣営は世界挑戦を2025年秋以降としていたが、ここを勝てばそこまで待つことなく世界王者レベルの実力を見せることになる。
中日スポーツ