仏製造業PMI、10月44.5に小幅低下 海外需要が急減
[パリ 4日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた10月のフランスのHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は44.5で、9月の44.6から小幅低下した。国外を中心に新規受注が低迷した。 ハンブルク商業銀行(HCOB)のエコノミスト、タリク・カマル・チョードリー氏は「フランスの製造業は依然として深刻な危機に陥っている。先行きは暗く、好転の兆しは見えない」と述べた。 生産指数は44.0から43.1に低下。 地政学的緊張と世界経済の減速を背景に、輸出受注が調査史上最速で減少した。 国内需要も減退。調査企業は、消費者の慎重な態度や建設部門の低迷を指摘した。