浪江町の魅力を紹介する「旅色」をＰＲする町職員

　女優の羽田美智子さんが福島県浪江町の魅力を紹介する電子旅行雑誌「月刊旅色３月号」が完成し、紙冊子としても発刊が始まった。町は首都圏の駅などに置き、東日本大震災と東京電力福島第１原発事故からの復興が進む地域の姿を発信している。１９日、町役場でお披露目会が催された。 　羽田さんが震災遺構・請戸小や大平山霊園、ポケットモンスターの「ラッキー公園」などを巡る様子が収められている。道の駅なみえの地場産品販売施設「なみえの技・なりわい館」で、大堀相馬焼の焼き物を手に取り、絵付けを体験している場面などもある。 　お披露目会では町職員が紙冊子を披露し、「完成度が高く、町の姿がきれいに収められている」とＰＲした。 　紙冊子は２万部を作り、新橋や東銀座など首都圏の地下鉄駅構内に置いている。町は今月、首都圏で開かれるイベントなどでも配布を計画している。 　旅色のホームページ（ｈｔｔｐｓ：／／ｔａｂｉｉｒｏ．ｊｐ／）でも閲覧できる。動画投稿サイト「ユーチューブ」の旅色公式チャンネルでは、羽田さんが浪江を旅する動画が公開されている。動画は東京駅や品川駅などの電子掲示板でも配信している。