<春へのキセキ・センバツ2021>選手紹介/14 智弁学園 高岡聡太選手/天理 岩月克介選手 /奈良
◆智弁学園 ◇内野のユーティリティー 高岡聡太選手(2年) セカンド、ショートにサードと幅広いポジションで魅せる高い守備力が持ち味。打球を確実に捕らえ、ポジションが変わっても臨機応変、冷静に対処する安定感には定評がある。 ベンチでもテキパキと動き、チームに貢献する「甲子園で勝ち上がるには絶対に必要な選手」(小坂将商監督)。大きな声で仲間を鼓舞し、試合がスムーズに進むよう、きめ細やかなサポートも欠かさない。 「練習試合の時もメンバー入りできず、ずっと不安だった」。この冬は、課題だったバッティングをゼロから見直し、打撃の力強さも増した。「どのポジションで何があっても、任された役割をしっかり果たしたい」と、大舞台での活躍を夢見て、練習を重ねる。 ◆天理 ◇教師を夢見る「元気印」 岩月克介(かつゆき)選手(2年) 練習や試合では誰よりも声を出す「チーム一の元気印」だ。「次があるよ」「頑張っていこう」など、前向きな言葉で終始チームを盛り上げる。 かつては捕手だったが、2年の途中で外野手に転向した。いろんな方向から飛んでくる打球に対応しなければならず、最初は慣れなかったというが、持ち前の元気と勢いで乗り切ってきた。打席に入る前も投手に向かって「さあ、こい」と、気合を入れるのがプレースタイルだ。 「野球を続けるのは大学まで」で、その後は教師になると決めている。中学の社会の先生の授業が面白く、魅力的だったのが理由だ。もう一つの夢をかなえるため、練習も勉強も手を抜かず、真っすぐ前に進む。