特殊詐欺対策、親子で学ぶ 実際の電話音声体験、警察博物館
逮捕者の自宅からあなた名義のキャッシュカードが見つかったので、実刑判決を受けることになる―。実際にあった特殊詐欺電話の音声を体験し、被害防止対策を親子で学べる特別展が20日、警察博物館「ポリスミュージアム」(東京都中央区)で始まった。犯罪の手口を紹介するパネルなども見学できる。9月1日まで。 体験ブースでは「おれおれ詐欺」のほか、自治体職員などに成り済ます「還付金詐欺」や、ウイルスに感染したと虚偽の警告をパソコン画面に表示させ金銭をだまし取る「サポート詐欺」の音声が聴ける。 都内で今年上半期の特殊詐欺認知件数は1538件、被害額は約46億6千万円で過去最悪を上回るペース。