全て森保Jで重ねた大記録…中村俊輔に並ぶA代表通算10位タイ弾も南野拓実「まだ9人いるんで」
[11.15 W杯最終予選 日本 4-0 インドネシア ジャカルタ] 勝利に大きく近づける追加点は、日本代表の歴史に大きくその名を刻むゴールとなった。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 1-0で迎えた前半40分、左サイドを攻め上がったMF三笘薫が精度の高いアウトサイドパスを中央に送ると、これに反応したのはMF南野拓実(モナコ)。「あの時間帯、チャンスがあれば振り抜こうと決めていた」(南野)。左足ダイレクトで合わせた低弾道シュートをゴール左隅ギリギリに突き刺した。 「薫がスペースにボールを置いてくれて、ニアしかないだろうと思って、いい感じでイメージ通りにゴールに流し込むことができて良かった」 精度とパワーの伴ったファインゴールは、南野にとってA代表通算24ゴール目。かつて同じ10番を背負った中村俊輔氏に並び、得点ランキング10位タイとなった。この得点はいずれも森保ジャパンで残してきた数字で、森保体制の通算62試合出場・24得点はいずれも最多。誰よりも結果を残しながらもW杯の大舞台では誰よりも大きな悔しさを味わった男が、完全復活を果たして大記録に到達した。 それでも南野は「(中村俊輔という)偉大なレジェンドに並べて嬉しい」と喜びを口にしつつも、さらに高みを見据えていた。「まだ9人いるんでなんとも言えない。でも一つずつチームに貢献するゴールを重ねていけるのは嬉しいことかなと思う」。この日は45分間で途中交代しており、19日の中国戦でも出場に意欲。「まだ次の試合もあるので自分のゴールで貢献できれば」と力を込めた。