斎藤元彦知事

　前明石市長の泉房穂氏（61）が7日、ABCテレビ「教えて！ニュースライブ　正義のミカタ」に出演し、パワハラ疑惑で百条委員会で証人尋問をされている斎藤元彦兵庫県知事から、知事を目指す驚きの理由を伝えられたことを明かした。 【写真】兵庫県議会の百条委員会で、証人尋問に臨む斎藤元彦知事 　泉氏が初めて斎藤知事と会ったのは3年前。まだ明石市長だったころで「知事選に出る前だった」と振り返る。「どうして出るんですか？」と質問したところ、「私の名前が元彦だから」と予想もしない答えが返ってきた。 　「祖父がお世話になった兵庫県知事の名前が金井元彦だった。そこから名前をもらったので、知事を目指した」という内容で、出演していたタレントのほんこんも「なんやそれ」と思わず吐き捨てるようにつぶやいた。番組MCの東野幸治も「それに対して何かリアクションをされたんですか」と理解しがたいという表情で泉氏に聞くと「それは人にあまり言わん方がええよと言った」と、泉氏が答えると、スタジオからは失笑が漏れた。 　さすがにそれが最大の理由ではないだろうと思いながら泉氏は「兵庫県をどういう風にしたいの？」と聞いたが、斎藤氏からは明確な答えを返してもらえなかった。「そういう意味では“知事になりたい方”なんだなという印象でしたね」と当時の印象を語った。 　県知事になっても、何がやりたいのか全くわからなかった。まず、会うことができない。「前の知事でも1カ月に1回くらい顔を合わせる機会はあったり、携帯電話で連絡を取り合ったが、この知事さんに関しては、初めて会えたのは就任8カ月もたってからでした」と証言した。 　公約も今のところ守られていないものがほとんど。泉氏は「奨学金を作ります、少人数学級とか、女性副知事にしますとか、全部守られていない」と指摘。ほんこんは「これって詐欺罪にはならんの？」とあきれ気味に語った。