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スイーツ好きの凶暴プロレスラー・真壁刀義(新日本プロレス)と、EXILEのオタク系パフォーマー・世界が10月26日に発売されたゲーム『マーベル ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の時空に飛び込む異色対談

提供:株式会社スクウェア・エニックス

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"異色ヒーローが異色ヒーローを操作する"----筆者は今回の仕事で、そんな異様な風景を目にしました。

ひとりはプロレス界の異色ヒーロー真壁刀義(まかべ・とうぎ)選手。リング上のファイトスタイルから "暴走キングコング"という異名を持つ一方、スイーツを好むギャップが人気を呼ぶ選手です。もうひとりはパフォーマー界の異色ヒーローであるEXILEの世界さん。華やか、かつ硬派な印象のある同グループにて、アニメやゲームを好むキャラクターとしても注目されています。

両者は一見、共通点が無いように見えますが、「マーベルや、その映画シリーズ(MCU)が好き」という繋がりがあります。そんなふたりに、つい先日リリースされた『マーベル ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(以下、マーベルGotG)をプレイしてもらいつつ、お話を伺いました。

『マーベルGotG』の原作である「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(以下、GotG)は、アライグマ(?)や喋る木といった異色ヒーローたちがチームを組む物語です。はたしてふたりは『マーベルGotG』をどうプレイし、なにを語ったのでしょうか?

異色ヒーローを上手く操作する世界さんと、まるで映画のようなゲームに驚く真壁選手

「あ、僕は普通に発売日にPS4版を買ってクリアしてます」

今回、PS5版の『マーベルGotG』をおふたりにプレイしてもらうという企画の開始早々、なんと世界さんは『マーベルGotG』についてさらっとそう語りました。いくつかのインタビューにて、普段からゲームを嗜んでいることは語られていましたが、関係者はクリアまでは想像しておらず、現場はいきなり驚かされることに。

さらに世界さんは関係者を驚かせ続けます。「ダウンロード版とパッケージ版のふたつを持ってます。パッケージは自分の手元にある良さがあると思うんですよ」過去のインタビューで「オタク=最強にカッコいい」と語っていますが、遊ぶ用と保存用を買うあたり本物です。

一方の真壁選手はというと「普段は『テトリス』とかパズルゲームをたまにやるんだよ! ......でもそれくらいだな...」ある意味イメージ通りでした。

さて『マーベルGotG』ではチームのリーダー、スター・ロードを操作して戦っていくのが主なプレイ内容となっています。基本はTPSの操作で、原作コミック・映画のような派手なアクションや、チームとの会話を楽しめるゲームデザインを魅力としています。

まずは世界さんからゲームを改めてプレイ。事実上『マーベルGotG』の2周目プレイの形ですが、「PS5版は初めてです」とのこと。「×と◯の決定ボタンが逆なんですよね?」と確認するシーンも見られました。

世界さんは的確にスター・ロードを操作。銃撃や蹴りを使ってザコ敵をやすやすと一掃していくプレイを披露します。「世界さんはこうやって動かしてるけど、映画が普通に流れてるみたい。それがすごいよな」真壁選手も精微なゲームのグラフィックに感心していました。

世界さんのゲームプレイをよく見ると、細かな動作もマスターしているのが見て取れました。たとえば射撃をし続けると銃がオーバーヒートして撃てなくなるのですが、ここでタイミングよくボタンを押すことですぐにクールダウンし、射撃に戻れるシステムがあります。世界さんは器用にこれを使いこなし、スムーズな戦闘を行っていました。

本作のもっとも魅力的なポイントは、やはりかわいらしい姿で毒を吐くロケットや筋骨隆々の戦士ドラックスなど、同じガーディアンズの仲間と共に冒険できることでしょう。

もちろん戦闘で協力できるほか、時には仲間が傷ついた時に助けにいくこともあります。世界さんは戦闘中、敵にやられたガーディアンズを見逃さず、きっちりフォローする動きもこなしていたため、視野の広いゲームプレイを見せてくれました。

「ゲーム中でずっとガーディアンズのみんなが喋ってくれるのがいいですよね」世界さんは本作の魅力をそう語ります。「それが『GotG』の世界そのままだなと感じます」

さらにゲーム中ではガーディアンズとの会話で、どう返答するかを選択する場面も。「言い方がいいかはわからないけど、ギャルゲーをやっている感じもありますね。会話の違うパターンも見たくて、何周してもいいゲームになっていると思います」世界さんはそう本作を楽しんでいました。

ゲームプレイは続いて真壁選手に交代。先述のとおり、パズルゲームを主に遊んでいるというのもあってか、TPSの操作には少し苦労している様子。ですが世界さんが隣で上手く遊び方を教えると、器用にアクションを使いこなして見せます。初心者でもすぐに楽しめるようになるのも『マーベルGotG』の魅力でしょう。

当初は異色に思われた世界さんと真壁選手のおふたり。しかし今回のゲームプレイを通して、プロレスにおける名タッグチームのようにも見えてくるような気がしました。次のページからは、おふたりにさらに詳しく『マーベルGotG』の魅力について伺ったインタビューをお届けしましょう。

異色レスラーと異色パフォーマーは『マーベルGotG』をどう見たか?

──あらためまして『マーベルGotG』をプレイされてみていかがでしたか。

世界さん:シンプルにめちゃくちゃ面白かったです! 名作の要素が詰まっていますね。仲間同士のかけあいで、たとえばロケットとスター・ロードのやりとりとか、グルートの喋り方などバリエーションが豊富でしたし、アクションも面白いです。
個人的には世界観が印象深いですね。それが遊んでいて一番面白い部分だなと思いました。

真壁選手:世界さんのゲームの操作がすごいな! ほんとに(笑)。普通に操作できちゃう人が今は多いと思うんだけど、あれが俺ん中では一番すごいなって思った。それとやっぱこのゲームは原作が同じだから、映画と設定が共通してるところもあるじゃんか。そこがすごく楽しめたよね。

──さすがにお詳しいですね!

真壁選手:俺ちゃんと映画「GotG」観てるから。(突然筆者の目を睨み)......俺をナメるなよ!

──(慌てて)いやいやいやナメてないです! MCUファンなのを存じて今回の企画にお呼びしてます!

真壁選手:でも俺、長い間「GotG」を観てなかったの。わざと。
なんでかっていうと、最初は面白そうに見えなかったんだよな。たとえば「スパイダーマン」とか「ハルク」とか、観る前からストーリーの予想がついて絶対面白いってイメージがあるんだよね。だけど「GotG」の場合、一見するとキャラクターが全部めちゃくちゃじゃん!

──たしかに「GotG」はMCUの中でも統一感がなくて、パッと見でどういう内容か予想できないですからね。

真壁選手:そこで今回『マーベルGotG』のお話も頂いて観たらよ、「すっげぇ」って。今まで観なかったことを後悔したね。
これ本当面白いね。面白いからゲームにもなるんだな。それを考えたとき「さすがだな」と思ったね。ゲームプレイを観させてもらって......大迫力よ。びっくりした。ほんとに。

──ゲームとして、「GotG」のキャラクターを操作できる感覚っていかがですか。

世界さん:嬉しいですよね。もっといろんなキャラを操作したいと思いました。

真壁選手:ゲームの映像がまるで映画じゃん。主人公を自分で操作して動かせるっていうことがすごいよね。「GotG」の世界に入り込んだ気になるじゃんか。面白かったよ。

──今回、おふたりは会うのは初めてですよね。お互いの印象はいかがでしたか。

真壁選手:俺、今は普通を装ってますけど、けっこうドキドキしてるんですよ(笑)。EXILEって、俺の中でものすごい上の存在なんですよ。TVなどメディアを通して当たり前のように観てる方じゃないですか。

世界さん:真壁選手、お優しいので......(笑)。

真壁選手:いやいやとんでもない(笑)。

世界さん:でも普通だったら交じり合わない世界線ですよね。

真壁選手:わかるわかる。交わることないですよ、絶対。今回の話が来たとき、俺の大好きな作品の世界のゲームをやるって「おい!面白れぇじゃねぇか! マネージャーやるじゃねえか!」って(笑)。

──MCUの中でも「GotG」は異色の印象がありますが、おふたりはどう捉えていますか。

真壁選手:俺から言わせるとアレだな。彼らってさ、真っ当じゃねえんだよな。言葉使いもめちゃ悪りぃじゃん。講釈ばっか垂れるヤツもいれば、喋るより攻撃するヤツもいるじゃんか。
じゃあ何でそいつらが1つのチームとして面白いのかなって。それはメンバー同士でやり合って分かり合っているからなんじゃないかな。
新日本のレスラーでも、EXILEさんでもメンバー同士で叱咤激励や衝突があると思うんだよ。その中での友情だよね。闘って、言い合って、初めて心の中が分かる時あるじゃないですか。

世界さん:(しみじみと)ありましたね。

真壁選手:ケンカして初めてわかるんだよね。「GotG」はそれをすごく再現してるように感じたんだよな。

──本作は音楽方面も映画と同じようにセンスがいいですよね。

世界さん:ゲームのBGMが80年代に人気があった曲ですよね。
僕は音楽が好きなので、すんなり世界観にも入れました。音楽が作品を引き立てているので、ジェームズ・ガン監督も"映画自体が音楽の博物館"と言っていて、本当にそのとおりだなって。至るところに音楽が散りばめられていて、「GotG」の世界観をものすごい色に仕立て上げているなとは思いましたね。

──なるほど。本作はその点の魅力も反映されていると。

世界さん:「GotG」の世界ってダンスと通じているところもあって、グルートが踊るのもそうですけど、そういったところも含め、ゲームだと戦闘時にハドルを発動することで自分の好きなタイミングで曲をかけることもできるのがいいですね。

──『マーベルGotG』では、様々なコスチュームを使えるのも魅力ですよね。世界さんはプライベートで本作を遊ばれたとき、別のコスチュームを使ったりしますか。

世界さん:集めてはいますね。いまのところまだふたつくらいですけど。いろんなコスチュームでいろんなガーディアンズが見られるのが面白いですね。

──真壁選手も実際にプロレスでコスチュームを変えるときってありますけど、現実の試合で精神的にどれくらい影響があるものなのでしょうか。

真壁選手:俺も最近ガウンを新しく作ったんだけど、大きいシリーズのタイミングとかで変えるときは変えるね。試合の時も一回鏡を見て「よし!今日行こうか!」って気合が入るくらいコスチュームは大事。
だから『マーベルGotG』を操作してるときも、ケースバイケースで衣装を変えることでゲームプレイがノッてるかノッてないか変わるっていうのはあるんじゃないかな。

──まとめとして、『マーベルGotG』はおふたりにとってどんなゲームでしたか。

真壁選手:「GotGの世界に入れるんだ」って。「夢の世界を手に入れることがこんなに簡単になったんだな」って思ったよ。
コミックや映画の「GotG」とかを観て、自分の希望の栄養剤になるわけじゃん? 
それからゲームでもその世界に入って希望を注入できるって最高じゃない?

世界さん:もちろん原作を知っていたほうがおすすめできるんですけど、逆に『マーベルGotG』を遊んでからコミックや映画を観てもすごく面白いと思います。初見のプレイの時に、単純に一本のゲームとして名作だと思いました。
心残りなのは、『マーベルGotG』は10代の時にプレイしたかったな......ということですね。自分が学生のときに遊んでいれば、より思い出の一本になるなと思いました。何も知らない子供の心に残りますから。

異色のヒーローたちが織りなす対談はいかがだったでしょうか。『マーベル ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、現在PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ/PC(Steam、Epic Games Store)向けに好評配信中。さらに12月22日から最大35%OFFセールが実施されています。マーベル随一の異色チームの冒険を体験するチャンスでしょう!