アーモンドの香ばしさとなめらかな口あたりが人気の江崎グリコのアーモンド飲料「アーモンド効果」。おいしさとヘルシーさを兼ね備え、そのまま飲むのはもちろん、アレンジドリンクや料理への活用などさまざまな楽しみ方が広がっている。その中で今、注目されているのがコーヒーとのコラボレーションだ。「アーモンド効果」を使ったアーモンドミルクオレづくりを試みる人も増えている。
「ナッツの王様」アーモンドの栄養
高い栄養素が魅力のアーモンド 出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
古くから世界各地で食され、健康的な食事として知られる「地中海食」の食材としてもお馴染みのアーモンド。その魅力は豊富な栄養素だ。健康維持に役立つビタミンEはごまの約300倍、食物繊維はレタスの約9倍と高い数値を示し、その栄養価の高さから「ナッツの王様」とも呼ばれている。
アーモンドの栄養を手軽に摂れるアーモンドミルク
アーモンドの栄養を手軽に摂れる"飲むアーモンド"として需要が拡大しているのがアーモンドミルクだ。硬いアーモンドを噛まずに摂取できるので、小さな子どもや高齢者も毎日の食生活に取り入れやすいと人気を集めている。
コーヒーと一緒にアーモンドミルクを
アーモンドの香ばしい香りがコーヒーに好相性
アーモンドミルクはコレステロールがゼロなので、砂糖不使用タイプなら牛乳と比較して低糖質、低カロリー(※)。そのまま飲んでおいしいのはもちろん、料理に使うこともできるので、生活に取り入れる人が増えている。その中で注目されているのがコーヒーとの相性の良さ。カフェオレを作る際、牛乳の替わりにアーモンドミルクを使うのが近年、トレンドになっている。
美容、健康への効果の期待だけでなく、コーヒー本来の風味を損なわずアーモンドならではの香ばしさとすっきりした口当たりも楽しめる。これらの特徴が、「アーモンドミルクオレ」の人気を後押ししている。
自宅でコーヒーと一緒に楽しむことを想定して、アーモンドミルクの風味と合うコーヒーを買い求める消費者も増えている。フルーティーな酸味のあるコーヒーよりは、少し深煎りのコーヒーとの組み合わせがお勧めという。また、アーモンドミルクは牛乳に比べてさっぱりとした味わいなので、甘みを加えて調整してもいい。
アーモンドミルクは、加熱しても膜がはりにくい。牛乳を温めた時の膜が苦手という人でも、アーモンドミルクなら電子レンジで温めた時も気にせず飲むことができる。
アーモンドとGlicoの出会い
アメリカ視察時の江崎利一氏(左下拡大)
江崎グリコとアーモンドの出会いは1930(昭和5)年、創業者の江崎利一氏が、アメリカ産業使節団の一員として渡米し、ニューヨークやシカゴのナッツ専門店を訪れた時にさかのぼる。その店で一番値段が高く、おいしかったのがアーモンドだったという。江崎氏はいつか自社の商品にアーモンドを使うことを決意し、その思いは戦後、結実する。
1955(昭和30)年にはアーモンド入りキャラメルである「アーモンドグリコ」を発売し、爆発的な人気を呼んだ。「1粒で2度おいしい」というキャッチフレーズはこの時から使われるようになったという。1958(昭和33)年にはアーモンドを一粒ずつ入れた「アーモンドチョコレート」を発売。工業的なアーモンドの日本国内での広がりに江崎グリコは大きな役割を果たした。
発売当時の「アーモンドグリコ」と「アーモンドチョコレート」
アーモンドをより手軽においしく生活に取り入れてもらおうと2014(平成26)年から全国発売を開始したのがアーモンド飲料「アーモンド効果」だ。現在、オリジナル、砂糖不使用、3種のナッツ、ほろ苦キャラメル味などのほか、今年7月には、オンライン限定品として濃厚な味わいを楽しめる「アーモンド効果濃厚<砂糖不使用>」を投入。ラインアップの拡充に伴って飲料市場でその存在感は高まり続けている。
オンライン限定で発売した「アーモンド効果濃厚〈砂糖不使用〉」
Glico「アーモンド効果」ラインアップ
※「アーモンド効果<砂糖不使用>」と「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」の「普通牛乳」を比較した場合