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【子どもの夏休み】自由研究は成績に関係する? 評価を高めるポイントは

提供:エプソン販売株式会社

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子どもの夏休みの宿題、自由研究。時間をかけずに片付けたい気持ちはあっても、「成績に関係があるかも......」「せっかくなら良い評価をもらいたい」など、気になりますよね。子どもたちの知的好奇心を伸ばしつつ、自信を持って発表できる自由研究にするには、どんなことに気を付けたらいいのでしょうか。まとめ方、見せ方のポイントも紹介します。

「教科」だった自由研究。何のために登場した?

そもそも、自由研究は何のためにあるのでしょう。自由研究は元々、「教科」として登場しました。昭和22年(1947年)からたった4年間ですが、教科として学習指導要領に記載されています。子どもたちが自らの興味に合わせ、自主的な活動を行う時間として設けられたものと言われています。

その後、昭和26年(1951年)の学習指導要領改訂で教科から消えてしまいますが、自由研究は夏休みの宿題の定番に。ふだんの学校での学習内容にとらわれずに子どもたちが自ら学び、経験するという目的は変わりません。

成績に関係なくても、自由研究にはメリットがたくさん

自由研究は現在の学習指導要領には定められておらず、学校独自の取り組みによるもの。多くの先生は、成績に大きく関係するものではないと言います。

では、子どもたちががんばって自由研究に取り組む意味はないのでしょうか?そんなことはありません。他の宿題と同様に、一生懸命取り組んだ姿勢はきちんと見られますし、ふだんの授業や宿題で取り組む調べ学習にも役立ちます。また、校内や地域での展示やコンクールでの受賞につながれば、本人の大きな自信につながります。学校の夏休みの課題に自由研究がなかったとしても、自主的に取り組む価値があるといえるでしょう。

自由研究の評価のポイントは?「研究の動機」が大事

それでは、子どもの自信につながるような自由研究をまとめるにはどうしたらいいでしょう。「自由」な研究だけに、つかみどころがなく感じてしまうかもしれません。そんな時は、すでに高評価を得ている、コンクールでの受賞作品を参考にしてみましょう。

例えば、第18回夏のチャレンジ全国小学生「未来」をつくるコンクール5年生、6年生部門の選考基準は以下5点。

1.選んだテーマの目的や動機がはっきりしている。
2.「目的→予想・仮説→調べ方(実験・観察、調査の方法や計画)→結果→考察」の流れができている。
3.自分の興味・関心や身近な生活、地域の自然や社会の問題などに結びつけて考えられている。
4.結果から、自分なりの考えや提案が書けている。
5.人に伝わるようにわかりやすく表現できている。

むずかしい研究テーマであることよりも、身近な疑問などから見つけたはっきりした目的や動機、自分なりの考え、人に伝わりやすいまとめ方などが大事だとわかります。

6年生部門大賞受賞作品の研究の動機は、クロームブックの持ち帰り学習の際に感じた疑問。多くの人が身近に感じる課題を元に、解決につなげたことが評価のポイントでした。写真を並べたまとめ方もわかりやすいです。

「Wi-Fiの研究 クロームブックをつながりやすくするには?」。若林由夏さん(富山県)の作品。

5年生部門大賞受賞作品の研究の動機は、絶滅危惧種のサンインサンショウウオを身近なところで発見したこと。本人の驚きが伝わり、「他のところでも見つかるかもしれない」とワクワクするような研究のきっかけです。写真を使った研究日誌風のまとめ方からも、丁寧な観察のようすが伝わります。

「なぜ!? 住宅街から絶滅危惧種を発見!!~サンショウウオの観察から学んだこと~」。松岡志音さん(鳥取県)の作品。

自由研究、まとめ方のコツは

研究の動機だけでなく、自由研究ではまとめ方も大事。ここで、「3ステップで簡単!まとめまで完成 自由研究ラボ」から印象を良くするまとめ方のコツを紹介します。

・写真を撮る前に、どんな写真が必要かをチェック

写真があると、どのように研究に取り組んだのか、わかりやすく伝わります。まとめる時に「しまった!」とならないよう、あらかじめまとめにどんな写真が必要かチェックしておきましょう。実験の道具・材料などは実験開始前に撮影しておきます。

・表やグラフを使ってわかりやすく

調べたことを、表やグラフにまとめることは結果を導き出すヒントになり、見る人にも伝わりやすいです。例えば、紙飛行機の折り方によっての飛び方のちがいを調べたのなら、それぞれの折り方の写真と、飛び方の特徴を表にまとめます。

・仕上げにはプリンターを活用

「まとめ用紙のスペースに写真がおさまらない」「表紙に大きくプリントした写真を貼りたい」といった時は、プリンターがあるととても便利。最新の家庭向けプリンターならスマホからプリントできるので、子どもが自分で操作することも可能です。

もぞう紙に貼る時には、写真を大きくプリントすると遠くからでも見やすい。写真は、エコタンク方式のプリンター「EW-M873T」

エプソンのスマホ用アプリ「Epson Creative Print」を使えば、写真のプリントサイズやコラージュもスマホで簡単に指定できます。エコタンク方式のプリンター「EW-M754TW」なら大容量のインクタンクを搭載しているので、インク切れの心配が少なく印刷コストも低く、自由研究用でたくさんの写真をプリントする時も心強い味方になるはず。なんと、L判写真が1枚あたり約10.0円(税込)、A4カラー文書なら1ページあたり約3.0円(税込)で、1回のインク交換で約3,700ページがプリントできるのは、家計には嬉しいですね※。
ふだんの調べ学習や勉強サポートにも、毎日活躍してくれますよ。

※「増量サイズ」使用時。算出条件はエプソンのホームページをご覧ください。

家計にやさしいエプソンのエコタンク方式のプリンター

自由研究は子どもが成長できるチャンス

自由研究は、学校の成績に大きく関係するものではありませんが、子どもが楽しみながら取り組み、大きく成長できるチャンス。保護者のかたは、調べ方やまとめ方のアドバイスを伝えるなど、サポートしてあげましょう。

「3ステップで簡単!まとめまで完成 自由研究ラボ」では、身近な材料でできる自由研究や、プリンター勉強術も紹介しています。ぜひこちらもチェックして、思い出に残る自由研究を完成させてください。

参照:「学校の戦後史」木村元 著(岩波新書)/「戦後日本の教育改革1 教育改革」海後宗臣 編(東京大学出版会)