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山田吉彦

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海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

報告

見解台風17号、18号ともに、気象情報を注視して、生命を第一と考えた十分な対応が必要である。 台風により海水が撹拌され、若干、海水温が低下することが期待される。台風17号は、東北地方から北海道の東側の太平洋上を通過するため、この海域の海水温の低下が見込まれ、さんまやさばの漁場回復に少しは影響することが期待される。 18号は沖縄諸島を直撃する恐れがあり、大波、高潮、防風、大雨などに要注意だ。 ただし、海水が撹拌されることにより、海水温が下り、サンゴの白化現象の歯止め効果が期待される。 17号、18号ともに、離れた地域でも大雨による被害の恐れがある。気象情報を注視し、対策を考慮して欲しい。

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コメンテータープロフィール

山田吉彦

海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

東海大学海洋学部教授。1962年千葉県出身。学習院大学経済学部卒後、金融機関を経て日本船舶振興会(現日本財団)に勤務。勤務の傍ら埼玉大学大学院博士課程修了。博士(経済学)。2009年東海大学教授。海難審判庁業務改善委員会委員、国土交通省海洋政策懇談会委員、東京都専門委員などを歴任。八重山自然大使。海洋コメンテータとして各種メディアで海洋問題を解説。著書、日本の国境(新潮新書)ほか多数。

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