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鶴岡路人

鶴岡路人

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慶應義塾大学総合政策学部准教授

報告

解説戦況が悪化するなかで避けられない決定だったのだろうが、次の焦点は6月15-16日にスイスで予定されている「平和サミット」である。ゼレンスキー大統領自らが主導してきた同サミットに出席できない、ないし日程を再調整せざるを得なくなれば、ウクライナには大きな痛手だ。逆にロシアにとっては、このサミットを妨害することが、(軍事作戦の主目的にはならずとも)大きな政治的狙いになるだろう。

コメンテータープロフィール

鶴岡路人

慶應義塾大学総合政策学部准教授

専門は国際安全保障、現代欧州政治。慶應義塾大学法学部卒。同大学大学院、米ジョージタウン大学大学院で学び、英ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部で博士号(PhD)取得。在ベルギー日本大使館専門調査員(NATO担当)を経て、2009年から2017年まで防衛省防衛研究所教官、主任研究官。その間、防衛省防衛政策局国際政策課部員、英王立防衛安全保障研究所(RUSI)訪問研究員等を務める。2017年から現職。著書に『欧州戦争としてのウクライナ侵攻』(新潮選書、2023年)、『EU離脱』(ちくま新書、2020年)等。また、2023年から2024年までオーストラリア国立大学(ANU)訪問研究員。

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