見解「書面作成の時間が足りなかったことなどにより、渡航者の搭乗時刻までに通知が間に合わなかった」 これを見て驚愕しました。 日本国内で免税の手続きをして高級腕時計を購入し出国時に持っていなかったということは、免税価格で購入して日本国内で販売した可能性もあります。 日本には多くの外国人旅行者等がやってくるため、免税制度を悪用する人間が現れることは防げないでしょう。 しかし、「通知が間に合わなかった」から課税しなかったとすれば、行政のあり方として不十分ではないでしょうか。 今まで気づかなかった、あるいは問題とならなかったことも不思議でなりません。 すでに実施要領の改正が行われているようですが、担当者の想像力を疑います。
コメンテータープロフィール
日本大学理工学部を卒業後、東京国税局に入庁。２年と１ヶ月で退職後、吉本興業で芸人となる。2023年3月、東京大学文科ニ類に合格。著書に『お金の貯め方増やし方』（東洋経済新報社）などがある。
