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鈴木一人

鈴木一人

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東京大学教授/地経学研究所長

報告

解説あくまでも武器供与や訓練と言った協力を10年間にわたって保証するというもので、同盟関係になるというわけではない点に注意が必要。アメリカはロシアへの圧力を強めつつ、あまり強くし過ぎるとロシアがさらに反発してくるということを懸念し、また公式な同盟関係になればウクライナが攻撃された場合、集団的自衛権を発動しなければならない状況になるとロシアとアメリカが直接交戦状態になることを恐れている。なので、ここがウクライナに対して協力できる最大限のことなのだろう。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 前嶋和弘

    上智大学総合グローバル学部教授

    補足ポイントは「トランプの影」。もし大統領に復帰したらウクライナ支援は「強制終了」になってしまう可能性が…続きを読む

コメンテータープロフィール

鈴木一人

東京大学教授/地経学研究所長

専門は国際政治経済学。研究対象は宇宙政策、核不拡散、原子力安全、国際保健ガバナンス、経済安全保障、経済制裁、半導体政策、欧州統合、中東問題(特にイラン)など。宇宙政策委員、国際宇宙アカデミー正会員、日本安全保障貿易学会会長などを兼任。

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