解説交流による信頼関係を築いても、ロシアのウクライナ侵攻のように、長年交流があり、人々が民族を超え、国籍を超えて関係を作っても、戦争は一瞬にして始まり、長期間にわたって殺し合いが続く。国家間で信頼関係を作るためには、こちらが開かれた社会で交流しようとしても、相手が情報を制限し、力によって社会を統治しているような場合、交流そのものが成立しない。すでに友好関係にある国であれば交流による信頼関係の深化を期待することはできるが、双方に信頼関係を構築することが難しい場合、交流が信頼関係を作り出すことは容易ではない。信頼関係が構築できないようであれば、望ましくないことが起きないように備えをしておくことが重要となる。
コメンテータープロフィール
専門は国際政治経済学。研究対象は宇宙政策、核不拡散、原子力安全、国際保健ガバナンス、経済安全保障、経済制裁、半導体政策、欧州統合、中東問題(特にイラン)など。宇宙政策委員、国際宇宙アカデミー正会員、日本安全保障貿易学会会長などを兼任。
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