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白鳥浩

白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説この時期の辞職は適切であったのだろうか? 現在、「政治とカネ」の問題をめぐる初めての国政選挙である東京15区、長崎3区、島根1区の衆院小選挙区補欠選挙が行われており、各地で激しい論戦が展開されているのを筆者は、それぞれの選挙区で目撃してきた。 宮沢氏自身も「裏金」を獲得してきたことは明らかとなっており、昨年は安倍派の他の閣僚と同様に防衛副大臣を実質的に更迭されてもいる。 そうした「政治とカネ」の問題を抱えた議員が、更なるスキャンダルで辞職するというのは、個人的なものなのかもしれないが、補選の結果に直接に影響する。 投票日は今週の日曜日である。 どういった配慮で、本日辞職となったのか。疑問が残る。

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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