解説岸田首相は「それでも政権を維持する意図」を持っている。 世論調査で、9月の自民党総裁選で6%の回答者しか、岸田氏の再選、岸田政権の続投を望んでいないとしても、岸田氏は政権に固執するところがある。 そうした岸田氏が政権を維持するためには、第一に総裁選の前に、解散総選挙を打って、そこで勝利することによって「国民の支持」を理由に総裁選を切り抜けるか、第二に「岸田おろし」が自民党の内部で起こらないようにすることと、有力候補者が総裁選に立候補しないことである。 第二の対応は、「岸田おろし」のきっかけとなる「派閥」を解体したことで、半分完成している。残るは、今後の人事で有力候補者を取り込むこと、そして第一の解散総選挙をどこかの時点で行うことだ。 はたして、そううまくいくだろうか。国民は政権の行方を注視している。
コメンテータープロフィール
日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。
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