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白鳥浩

白鳥浩

認証済み

法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説麻生氏の動きは、今後の日本の国益を考えた行動の一つである。 かつてトランプ氏が大統領選挙が勝利すると思っていなかった日本は、ヒラリー・クリントン氏との関係構築にのみ注力してしまい、その後のトランプ氏との関係構築が後手に回ったという苦い反省がある。 そうしたなかで、バイデン大統領の民主党だけではなく、トランプ氏や共和党とのパイプを構築する必要があると考えての行動だ。 これはトランプ氏が勝利する可能性がある、と日本が見ているサインでもある。また、そうなった場合には、野党ではなく自民党がパイプを有する、ということも示す狙いもある。

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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