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白鳥浩

白鳥浩

認証済み

法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説東京都に代表される「都市部」においては、特定の政党を支持しない「無党派層」の有権者のボリュームが大きいことが知られている。 これら「無党派層」は、世論の動向に敏感であり、そうした世論を著名人は一定程度形成することが出来ると考えられる。外国の事例では、テイラー・スウィフト氏がバイデン大統領の当選に影響を与えたこともいわれている。 そうしたなかで、これらの著名人が特定の候補者を支持することを明確に表明するならば、その投票結果への影響も大きなものと考えられる。 特に、ネット動画の配信や、SNSなどへの投稿は、フォロワー数の大きい著名人の政治的な影響力として見逃せないものであり、候補者にとってはそうした著名人の支持の獲得も選挙における重要な要素となる。

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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