Yahoo!ニュース

佐藤みのり

佐藤みのり

認証済み

弁護士(佐藤みのり法律事務所代表)

報告

憲法25条は「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と定め、この権利を具体的に保障するために生活保護法があります。 困ったときに生活保護を受けることは権利です。しかし、世の中には、生活保護を受けることに罪悪感を覚え、助けが必要なのに助けを求めることができずに、不幸にも亡くなってしまう人もいます。 今は元気に働けている人であっても、ある日突然健康を害し、周囲の助けが必要になることがあるように、誰でも自分のせいではなく、生活に困ることがあり得ます。そういうときに、みんなで助け合える社会にすることが大切です。 社会的影響力の大きな人が、生存権を軽んじる発信をすることで、生活保護に対して罪悪感を抱く人が増えたり、支え合うことを否定する風潮が助長されたりする危険があり、残念に思います。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった10211

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 篠原修司

    ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

    すでにTwitterではメンタリストDaiGo氏のこの差別発言に影響され、「正論」「人間も不良品は殺…続きを読む

  • 常見陽平

    千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

    残念なことに、既視感のある発言でした。この20年くらい、ネットで何度この手の言説や炎上劇を見てきたこ…続きを読む

コメンテータープロフィール

佐藤みのり

弁護士(佐藤みのり法律事務所代表)

神奈川県出身。中学時代、友人の非行がきっかけで、少年事件に携わりたいとの思いから弁護士を志す。2012年3月、慶応義塾大学大学院法務研究科修了後、同年9月に司法試験に合格。2015年5月、佐藤みのり法律事務所開設。少年非行、いじめ、児童虐待に関する活動に参加し、いじめに関する第三者委員やいじめ防止授業の講師、日本弁護士連合会(日弁連)主催の小中高校生向け社会科見学講師を務めるなど、現代の子どもと触れ合いながら、子どもの問題に積極的に取り組む。弁護士活動の傍ら、ニュース番組の取材協力、執筆活動など幅広く活動。女子中高生の性の問題、学校現場で起こるさまざまな問題などにコメントしている。

関連リンク(外部サイト)

佐藤みのりの最近のコメント