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馬渕磨理子

馬渕磨理子

認証済み

経済アナリスト

報告

2021年6月経済産業省が発表した「半導体戦略」に日本の半導体における方向性が記載されていますのでぜひご覧いただきたい内容。その中に、海外のファウンドリー(受託生産会社)誘致を行っていくことを発表していますので、本報道のTSMC誘致は狙い通りです。深掘りすれば「半導体戦略」では、日本が半導体で凋落した歴史をあたらめて確認し、現状の半導体を巡るグローバルな構造変化についてまとめています。その上で、現状の日本が取るべき施策を発表。米中対立が激化する中で、半導体産業の販路・サプライチェーンの見直しが迫られている。日本は半導体の中でも製造装置・素材産業には強みを持っていますが、海外に移転すれば空洞化に繋がってしまいます。そこで国内の半導体企業の支援をしていくことを表明。その他、日本企業はパワー半導体では世界シェア上位に入り込んでいます。このあたりの技術も世界で戦えるように、引き続き支援が必要です。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 野嶋剛

    ジャーナリスト/作家/大東文化大学教授

    台湾での発表によれば、ここで生産される半導体は22ナノから28ナノということで、数世代前の技術になる…続きを読む

コメンテータープロフィール

京都大学公共政策大学院 修士課程を修了。トレーダーとして法人の資産運用を担う。その後、フィスコのアナリスト、FUNDINNOで日本初のECFアナリストとして政策提言に関わる。フジテレビ、日経CNBC、プレジデント、ダイヤモンド、Forbes JAPAN、SPA!などで活動。■フジテレビLiveNEWSαレギュラー出演■ラジオ日経レギュラー番組■プレジデントオンラインの執筆記事は2020年の半年間で累計6000万PVを超え「日本一バズるアナリスト」と言われる。■書籍『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』 『株・投資ギガトレンド10』

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