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川端康生

川端康生

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開幕前から「5000人」という目標は随分高く設定したなと感じていました。ちなみに男子のJ3でも5000人を超えているチームはほとんどありません。リーグ平均で2000人台。もちろん、コロナによる観客制限がかかる前もそうでした。 さらに言えば、「1800人」も「有料入場者数」ではないはずですから、それぞれの試合の入場料収入はかなり少ないと思われます。創設時のプレゼンの印象からみても、WEリーグは「女性参画」や「ジェンダーフリー」を旗印にして、スポンサー収入を集めるビジネスモデルを考えているのだと思いますが、まずはリーグ自体の存在感を高めないと「理念」をアピールすることもできません。旗揚げシーズンに低空飛行では、過去の女子リーグ同様、存続が危ぶまれます。プロ化したことでリーグの成否は、選手や社員の生活に直結します。盛り返しに期待します。

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コメンテータープロフィール

1965年生まれ。早稲田大学中退後、『週刊宝石』にて経済を中心に社会、芸能、スポーツなどを取材。1990年以後はスポーツ誌を中心に一般誌、ビジネス誌などで執筆。著書に『冒険者たち』(学研)、『星屑たち』(双葉社)、『日韓ワールドカップの覚書』(講談社)、『東京マラソンの舞台裏』(枻出版)など。

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