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服部倫卓

服部倫卓

認証済み

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

報告

見解ロシアによる全面軍事侵攻開始から1年の節目を迎えた2023年2月24日、中国外務省は「ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場」と題する12項目から成る声明を発表した。 中国としては、国際社会から「侵略国ロシアを支援しているという」と後ろ指をさされないよう、紛争の政治的解決を求め働きかけているという姿勢をとることが必要である。 当然のことながら、その立場から実際にプーチンを説得するかどうかは、別問題ということになる。 また、ロシア側からしても、「政治的解決」という言葉を、自分の都合の良いように解釈すれば、中国の姿勢は特に邪魔にはならないわけである。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 高口康太

    ジャーナリスト、翻訳家

    見解ウクライナ問題についての発言は以前の踏襲で、新たな要素はなかったという印象です。中国の発表によると、…続きを読む

コメンテータープロフィール

服部倫卓

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

1964年静岡県生まれ。主な著作に、『不思議の国ベラルーシ ―ナショナリズムから遠く離れてー』、『ウクライナを知るための65章』(共編著)など。趣味は音楽鑑賞(主に1950~1970年代のソウル、ロック、ポップス)と、サッカー観戦(清水エスパルスのサポーター)。

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