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服部倫卓

服部倫卓

認証済み

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

報告

見解経済プロジェクト面だけから言っても、プーチン氏が中国に対し、「内心、快く思っていない」事例は多いだろう。 中国が新たなガスパイプライン「シベリアの力2」の建設で冷たいこともそうだし、今回の記事にある中国~キルギス~ウズベキスタン鉄道の建設でもそうだろう。 だが、それはお互い様で、習近平主席の側も、ロシアがウクライナ産穀物の輸送ルートを握りつぶしてしまったことや(最大の受益国は中国だった)、EU顧客のロシア・ベラルーシルート離れで中・欧間のコンテナ鉄道輸送に暗雲が垂れ込めていることなど、枚挙に暇がない。

コメンテータープロフィール

服部倫卓

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

1964年静岡県生まれ。主な著作に、『不思議の国ベラルーシ ―ナショナリズムから遠く離れてー』、『ウクライナを知るための65章』(共編著)など。趣味は音楽鑑賞(主に1950~1970年代のソウル、ロック、ポップス)と、サッカー観戦(清水エスパルスのサポーター)。

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