見解ロシアが抗議するのも、日本が反論するのも、お互いの外務省の「仕事」なので、それ自体は通常のルーティーンとして受け止めておけばいいだろう。 言うまでもなく、日米の側は、露中の軍事提携の強化に懸念を抱いているわけで、ロシア側から批判を受けるような筋合いはない。 それでも、現在のところは制御の範囲内だとしても、東アジアにおける日米と中露の対立が憂慮すべき様相を示していることは否定できない。
コメンテータープロフィール
1964年静岡県生まれ。主な著作に、『不思議の国ベラルーシ ―ナショナリズムから遠く離れてー』、『ウクライナを知るための65章』(共編著)など。趣味は音楽鑑賞(主に1950~1970年代のソウル、ロック、ポップス)と、サッカー観戦(清水エスパルスのサポーター)。
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