補足総務省の消費動向調査によると、60歳以上の単身女性におけるエアコン普及率は86.8%と、単身世帯全体の83.5%より、むしろ高い状態にあります。しかし「同居する家族から」「女性が倒れた室内に、エアコンはなかった」との文言から、女性は家族と同居し、その住宅内では倒れた室内以外にはエアコンが存在していたことが考えられます。 日本救急医学会の熱中症の実態調査によれば、熱中症で搬送される患者において、高齢者ほど「エアコンの設置はしていたが停止中」の事例が多い結果が出ています。高齢者がエアコンを嫌う理由は多々ありますが、電気料金の節約以外に、リモコン操作が困難、人工的な冷風を嫌う、生活習慣を変えられない、老化で自身の体調の変化や暑さを感じにくくなっているなどがあげられます。 昨今のような暑さの中、同居人に高齢者がいる世帯では、エアコンは生命維持装置的な考え方で接するような心がけをお勧めします。
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コメンテータープロフィール
ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。
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