補足今件はあくまでも相関関係を示すまでのもので、因果関係を意味するものではないことに注意が必要です。学歴は本人の才能以外に成長過程の(家庭)環境も大きく影響しますので、その環境が、がん検診の機会やがんリスクを高める喫煙などに関係していると考えた方がよさそうです。 また、学歴と相関関係にあるものとしては、就職の安定度合いや年収の高低などがあり、むしろそちらの要素の方ががんのリスクとの相関関係の強さがありそうです。国民健康・栄養調査の平成30年に実施された特別調査の結果によると、世帯年収別の喫煙率では低年収の世帯ほど喫煙率が高い傾向が出ています(200万円未満で34.3%、200~400万円で32.9%、400~600万円で29.4%、600万円以上で27.3%)。
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コメンテータープロフィール
ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。
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