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不破雷蔵

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グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP  

報告

補足「厚生労働省の2023年の調査」とあるのは国民生活基礎調査で、生活意識の状況を尋ねたものです。この設問は毎年実施されており、直近2023年の結果は本文にある通りですが、ロシアによるウクライナへの侵略戦争で生じた資源高に影響を受けた物価高、特に食料品やインフラ料金の高騰が大きく影響しています。消費者物価指数の動向を見ても、全体では6.8ポイントの上昇ですが、食料は13.2、光熱・水道は一時的に16.2も上昇を見せています(2022年1月→2023年12月)。 そして高齢者はその生活スタイルから、食費が生活費全体に占める割合は高くなっています。エンゲル係数を試算すると、全体では24%ですが、70歳以上では33%となっています(二人以上世帯、品目分類で計算)。支出割合の高い品目が大きく値上がりするとなれば、物価高による生活の苦しさを実感するのも当然となります。

コメンテータープロフィール

不破雷蔵

グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP  

ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。

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