補足熱中症の発症場所は一般的に家庭内(住居内)がもっとも多く、次いで道路、公衆の屋外となっています(消防庁発表の熱中症による救急搬送者数の実数データより)。一方で厚労省の人口動態統計から、熱中症による死亡者の発見時の場所を調べると、高齢者においては家庭内がもっと多いことに変わりはないものの、男女ともに農場での発見が多数に及んでいることが確認できます。 65歳以上に限れば、家庭内での確認数は男性313人・女性280人(3年平均)ですが、農場での確認数は男性36人・女性20人と、消息不明の場所を除けば家庭内に次いで多い値に。高齢者は農作業の際に暑い中でも無理をして続けることで、熱中症となる事例が多々あるようです。 原因としては体の変調に気がつかない、広い農場にいるため退避するのが間に合わないなどが考えられます。一人暮らしが多いため、他の人が注意を払う機会がないのも大きな原因でしょう。
コメンテータープロフィール
ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。
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