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2024年「新語・流行語大賞」中継

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「新語・流行語大賞」表彰式中継<アーカイブ>

年間大賞は「ふてほど」

TBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」から、年間大賞は「ふてほど」に決定しました。

年間大賞と選ばれた10語

現代用語の基礎知識編集部の調査で候補語をピックアップし選考委員会で30語を選出、その中から選ばれた10語はこちらです。 ・裏金問題:神戸学院大学法学部教授上脇博之さん ・界隈:毎日新聞デジタル報道グループさん ・初老ジャバン:パリオリンピック総合馬術日本代表チームさん ・新紙幣:受賞者は、埼玉県深谷市さん ・50-50:ロサンゼルス・ドジャース所属 大谷翔平さん ・ふてほど:金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』さん<年間大賞> ・Bling-Bang-Bang-Born: Creepy Nutsさん ・ホワイト案件:受賞者はなし ・名言が残せなかった:バリオリンピック金メダリスト 北口榛花さん ・もうええでしょう: NetfliX シリーズ「地画師たち」チームさん

選考委員

現代用語の基礎知識選「2024ユーキャン新語・流行語大賞」選考委員会 選考委員 金田一秀穂(杏林大学教授) 辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト) パトリック・ハーラン(お笑い芸人) 室井滋(俳優・エッセイスト・富山県立高志の国文学館館長) やくみつる(漫画家) ※(五十音順) 大塚陽子(「現代用語の基礎知識」編集長) 金田一秀穂  毎日のニュースを聞いていて、うんざりさせられる日々だった。ニュースのなかみもそうなのだが、伝える日本語の質が低いのだ。空疎で質量を伴わない、その場限りの沈黙を埋めるためだけに使われる言葉にすぎない。発信者の息遣いも受け取り手のため息も聞こえてこない。記号にすぎない。記号以外のなにものでもない。何も訴えない。何も気配を残さない。虚しい時間だけが流れていく。そのつまらなさを埋めたのは何よりも大谷選手の活躍だけだった。日本にいながらニュースで知らされる大谷選手と、同時代で過ごせたことの幸運を味わうことができた。 やくみつる  大賞に選ぱれた「ふてほど」ーーこの選出はまことにアイロニカルであったと思っているわけです。  言葉の保管庫、として毎年、その年を代表する語を選定し、顕彰もする中、二度と世に引き出せないものも出て来ている。近年であれぱ「歴女」や「カープ女子」、あるいは「オバタリアン」などジェンダ一限局の語は今やNG。口にした当時は微塵も疑わなかったそれら封印語を敢えて世に問うかの「ふてほど」を大賞としたことは、選んだ側の自戒の念も含むものとご理解願います。

過去の主な授賞語

過去には、「3密(2020年)」「爆買い(2015年)」「今でしょ!(2013年)」など、懐かしい言葉も授賞しました。

新語・流行語大賞 SNSみんなの反応は?