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地球に優しく、災害時も役に立つ。「定額サービス」で太陽光発電は当たり前の時代に

提供:京セラ株式会社

掲載期間:2024/02/27(火)〜2024/03/26(火)

電気料金の高騰や自然災害の発生を機に、注目の高まっているのが太陽光発電システムだ。初期費用など導入に向けたハードルもあるが、そうした課題をクリアしうる新たなサービスも登場してきている。

太陽光発電&蓄電システムが住まいのスタンダードに。その理由とは?

「約120の国と地域が、2050年に温室効果ガスの排出を実質ゼロにする、カーボンニュートラルを目指している」。そう報道されても、身近に感じられない人も多いことだろう。
しかし、その実現には私たちの生活も大きく関わってきている。特に最近では、自治体レベルでも動きが出てきており、東京都および神奈川県川崎市では、2025年4月から新築住宅に太陽光パネルの設置が義務づけられる予定だ。この動きは、着実に全国で広がっていくものと考えられる。 そんな流れを受け、太陽光パネル製造メーカーや電力会社も一般家庭向けに新たなサービスを展開。行政も支援制度を実施し導入をサポートするなど、太陽光発電は一般家庭にとってもより導入しやすく身近な存在となってくるだろう。災害の備えにもつながり、カーボンニュートラルの実現にも寄与する太陽光発電の導入はぐっと身近な存在になってきているのだ。

検索データが表す、太陽光発電&蓄電システム導入への関心

太陽光発電への関心と導入機運の高まりは、ヤフー検索のデータにも明確に表れていた。下のデータ図は、昨年12月の1カ月間で「太陽光」と同時にどんなワードを検索しているかを示したものだ。

もっとも検索されているのが「補助金」で、「価格」の検索数も多く、やはり導入時の金銭的負担に大きな関心が示されていることがわかった。

「メリット」や「デメリット」の検索もされており、具体的な検討に入っているような動きも見える。「東京都」「義務化」「埼玉県」など、都心やその周辺地域で関心が高まっている様子もうかがえる。「売電」と「10年後」が一緒に検索されている点は、システムを導入して終わりではなくパネルの寿命など将来的な運用まで見据えて判断したいというユーザー側の構えを反映しているようだ。

太陽光発電&蓄電システムの仕組みと導入のメリットとは?

では、そもそも太陽光発電&蓄電システムとは、どのような仕組みなのだろうか。

まず、太陽光発電システムとは、太陽の光を使って電気を作るシステムのことだ。物を燃やして電気を作る火力発電と異なり、発電時に CO₂ を出さないのが特長だ。屋根上に設置した太陽光パネルで日中に発電するところまでは、イメージしやすいだろう。発電した電気は家庭で使うことができる。使いきれなかった電気を電力会社に売ることも可能だ。
そんな太陽光発電をさらに効率よく活用するため、併せて導入したいのが、蓄電システムだ。これは太陽光パネルが日中発電した電気をためる装置で、夜間など太陽光が発電していない時間帯でも、ためておいた電気を使用することができる。太陽光発電と蓄電システム、このふたつを連係させることで、より効率的で家計にも優しいエネルギーシステムが確立されるというわけだ。

非常時、災害時の電源としても活躍

太陽光発電と蓄電システムを組み合わせるメリットは、「平時」だけにとどまらない。

自然災害時など停電に陥った場合にも、蓄電池から電気を供給することで、家電を動かしたりスマートフォンへ充電したりできる点だ。電気が欠かせない現代人の生活にとって、いつ復旧するか定かでない停電時でも電気が使用できることは、なにより心強い。太陽光発電&蓄電システムはまさに、転ばぬ先の杖、ともいえる存在なのだ。

自治体の支援制度と組み合わせた、画期的なサービスも

そんなメリットのある太陽光発電及び蓄電システムだが、大型の設備投資となるだけに、気になるのは初期費用だろう。通常、太陽光発電システムと蓄電システムの導入コストは容量にもよるが、合計で約200~300万円程度と、誰でも気軽に始められるような金額ではない。そこで活用したいのが、自治体の支援制度だ。

例えば東京都の場合、上図のように新築住宅でも既存住宅でも一定の金額が補助される。また、蓄電池の設置に関しても、設置にかかる費用の3/4が補助対象となる。これらを活用すれば、太陽光発電&蓄電システム導入のコストは半額程度に抑えることも可能だ。

とはいえ、それでも初期費用には少なくとも100万円前後かかる計算で、補助金があってもまだ手軽に始められるとは言い難い。実は、そんなシステム導入のハードルをさらに下げるサービスが登場してきているのをご存じだろうか。月払いの定額制により初期費用を抑えるもので、中には導入時の自己負担額がゼロになるサービスもある。その一つが、京セラのエネルギーシステム定額サービス「 HOUSmile_e (ハウスマイルe)」だ。

導入しやすく、高品質。京セラが定額の太陽光発電サービスに乗り出した理由とは

昨年10月から太陽光発電&蓄電システムの定額サービス「ハウスマイルe」を開始した京セラ。メーカーとしてのブランド力も高く、太陽光発電の分野でも存在感の高い京セラが、なぜ定額サービスをスタートさせたのか。製品の開発拠点である滋賀県野洲市の工場で、サービスのメリットや製品の魅力について、担当者に話を伺った。

京セラの滋賀・野洲工場

新築・既築を問わず、初期費用0円で設置が可能

「もともと、国の大きな方針である2050年のカーボンニュートラルというところに貢献しようと取り組んでいたところ、東京都や川崎市で新築住宅への太陽光パネルの設置が義務化されることになり、我々としてはそこに定額制の初期費用ゼロ円のサービスを投入しようと始めました」と語るのは、同サービスを担当する岩田洋平氏。

「お客様のライフスタイルに合わせて、多彩なプランからお選びいただけます」(岩田氏)

「お客様には契約期間中、毎月システム利用料をお支払いいただくことで、初期費用の自己負担額がなしになるというプランとなっています。新築でも既築でもどちらの住宅でも導入できます」(岩田氏)

また京セラ直営サービスだからメーカーとユーザーが直接つながることができ、迅速なサポートが受けられるというメリットもあるという。「太陽光パネルと蓄電池の開発はもちろん、設置からサポートまで一貫して行うため、万が一故障しても、弊社が責任を持って対応いたします。また、契約期間中のメンテナンス費も無料ですし、契約期間終了後もアフターケアをいたします」

各分野のエキスパートが集結するからこそ実現できる、高品質なシステム

京セラは1975年から太陽光パネルの研究開発を行ってきたパイオニア。歴史が物語る高い信頼性も特長だ。
「太陽光パネルや蓄電池など、弊社にはそれぞれの技術を持つエキスパートがそろっています。それぞれの分野の知識と技術を集約し、各製品を高品質で開発・製造できるのはもちろんのこと、それらを組み合わせて総合的にエネルギーをマネジメントするシステムとして価値を提供できるのは弊社の強みだと思います」と語るのは、太陽光パネルや蓄電池の開発責任者である北田勝信氏だ。

「京セラでは全国の各地域で発電予測のモニタリングを実施。製品開発にも生かしています」(北田氏)という徹底ぶり

なかでも独自開発の封止材(編集部注:太陽電池セルを支え、表面のガラスと裏面のバックシートを接着して太陽電池セルを水分の浸入などの外部環境から保護する部材のこと)が、京セラ製太陽光パネルの高い出力を実現している。「パネルのセルに直接貼り付けるものですが、太陽光パネルでは封止材とセルとの間をぴったりくっつけて空気が入らないようにする『密着性』と光をしっかり通す『透過性』という機能が一番求められます。また、紫外線や温度などの環境によってもその機能が左右されますが、その『耐候性』にも優れているのが特長で、長期間にわたり高い出力を持続できるのです」(北田氏)

京セラの太陽光パネル

京セラの千葉・佐倉事業所に設置された太陽光パネル。1984年に設置を開始したものだが、約40年たった今も発電し続けている(2021年時点では出力低下率17.2%で京セラの高い技術と長期信頼性を実証)

電気をためる蓄電池にも、同社ならではの技術が内包されている。
「蓄電池にはクレイ型のリチウムイオン電池を使用しています。これは、アメリカの企業と共同開発し、京セラは量産化に成功しました。これまでのリチウムイオン電池は液体の電解液が含まれており、時折爆発(ショート)を起こします。しかしクレイ型の場合は事前に電解液をこねて、直接電極に塗りつけており、単体では危険物ではないので、蓄電池から発火することはまずありません」(北田氏)
また、その安全性から屋内に設置できるのも魅力。塩害のある地域や隣との隙間のない密集地でも設置ができ、2階でも問題ないので、水害の心配がある地域でも安心して設置可能だ。

量産化に成功した京セラの「クレイ型リチウムイオン蓄電池」を内蔵した住宅用蓄電システム「Enerezza®」

京セラの高い技術力により実現した高品質な太陽光パネルと蓄電池、そして、その能力を余すところなく発揮するシステムが、圧倒的な出力と長寿命を両立させているのだ。

毎月の電気料金を抑え、契約終了後はシステム譲渡でより低額に

では実際に、「ハウスマイルe」のランニングコストを見てみよう。契約プランは、10年と15年の2タイプ。太陽光発電システムと蓄電システムをどう組み合わせるか、家庭のニーズに合わせて選択できるという。岩田氏が詳細を解説する。

「東京都の助成制度を活用すれば、毎月システム利用料金をお支払いいただいても導入前の電気料金を下回る試算となります。例えばこちらのプラン選択例ですと30年間ご利用いただいた際のメリット総額は約262万円です」
10年ないし15年の契約期間満了後は、システムはユーザーのものとなり、システム利用料金が不要となる。つまり、発電した分の電気すべてを使用、もしくは売電することで、月々の電力会社への支払いがより軽減されることになる。

高い技術力と信頼できるサービスで、エネルギーに関する不安を解消

世界的なエネルギー価格の高騰は国内の電気料金にも波及し、しかも、電力大手5社は本年初頭にさらなる値上げを実施と、私たち利用者の負担は増すばかり。また、度重なる自然災害の発生も、家庭のエネルギー環境の見直し・改善を図る大きな要因であり、きっかけともいえる。
そんな家庭のエネルギー問題を解消し、しかもサステナブルな地球環境に寄与し、自分ごとにする有力なアプローチの一つが太陽光発電システムの導入なのは間違いない。せっかく選ぶのであれば、初期投資の大小やランニングコスト、システムそのものの信頼性、さらには故障・メンテナンス時の対応力などをしっかり確認しておきたいところ。数ある選択肢の中から、信頼できるサービスを選びたい。