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なぜなぜマスク -もっとうまくつきあうコツは-

新型コロナウイルスの感染が広がり、
マスクは手放せないアイテムになりました。
この1年、マスクのまわりで
どんなことが起きたか、
あらためてふり返ってみましょう。
どうしてマスクをつけなければならないのか、
どんなマスクをつけるのが
効果的と考えられているのか。
最新の知見を専門家が解説します。
(監修:忽那賢志/デザイン:日本デザイン株式会社/
イラスト:松岡麻衣子(日本デザイン株式会社)/
Yahoo!ニュース 特集編集部)

忽那賢志(くつな・さとし)
感染症専門医。 国立国際医療研究センター
国際感染症センター所属。
なぜなぜマスク -もっとうまくつきあうコツは-
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この1年、マスクをする人の数はどんどん増え、マスクの種類もどんどん増えました。

Yahoo!ニュースでは「みんなの意見」を通じて、マスクについての意見を集めました。2020年2月8〜18日、「マスク手に入らなくて困ってる?」と聞いたところ、50.9%が「困っている」と回答(投票数:45,712人)。
出典:みんなの意見「マスク手に入らなくて困ってる?」

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この1年、マスクをする人の数はどんどん増え、マスクの種類もどんどん増えました。

2020年6月22日〜7月2日、「外出時、マスクを着用していますか?」という質問には、84.6%の人が「必ず着用している」と答えています(投票数:99,821人)。
出典:みんなの意見「外出時、マスクを着用していますか?」

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この1年、マスクをする人の数はどんどん増え、マスクの種類もどんどん増えました。

また、2020年11月13日〜2021年1月31日には、新型コロナウイルス感染症対策分科会が示した「感染リスクが高まる『5つの場面』」について、とくに注意していることを聞きました。結果は「マスクなしでの会話」がもっとも多く、52.3%(投票数:342,557人)。マスクをする人が増え、生活必需品になったことがうかがえます。
出典:みんなの意見「感染リスク高まる5つの場面、特に注意しているのは?」

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「マスク」をインターネットで検索する人もたくさんいました。

2020年にYahoo! JAPANで「マスク」と検索した人は、2019年の57倍になりました。
新型コロナウイルスが国内で初めて確認された1月から検索は急増。マスクが店頭から消え始めた2月は前年同月比で69倍、3月は105倍、検索のピークとなった4月は206倍に。検索数がもっとも少なかった12月でも、前年の6倍を超えました。

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マスクの「仲間」もこんなに増えました。

マスク品薄の状況が続くなか、2020年4月以降、安倍内閣が全世帯にガーゼ製の布マスク「アベノマスク」2枚を配布しました。

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マスクの「仲間」もこんなに増えました。

手作りする人も増加しました。家電メーカーやファッションブランドが次々にマスク製造を手掛けるようになり、色や柄、デザインの選択肢もどんどん増えていきます。

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そもそも、なぜ必要なのでしょう?
どうしてつけなきゃいけないの?
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みんなで着用!
「ユニバーサルマスク」という考え方

コロナ以前、マスクは一般的に、せきやくしゃみといった症状のある人がつけていました。今、「ユニバーサルマスク」という概念が急速に普及してきています。症状の有無にかかわらず、屋内や人との距離が保てない環境では、すべての人がマスクを着用するという考え方です。
出典:私たちはなぜマスクを着けているのか? コロナ時代の新しい概念「ユニバーサルマスク」とは?

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みんなで着用!
「ユニバーサルマスク」という考え方

症状のない時点で、「感染しているのか、していないのか」を見極めるのは難しい。しかし、無症状の人からも感染します。感染者の飛沫(くしゃみ、せき、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、ほかの人がそのウイルスを口や鼻などから吸い込み、感染する。ふだんの会話でも飛沫は避けられません。とくに、大声を出したり歌ったりすることで、たくさん飛びます。マスクをつけると飛沫量を減らすことができるので、症状がなくてもマスクをつける必要があるのです。

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マスク着用で吸い込むウイルス量が減少!

ウイルスを排出する人、浴びる人それぞれが、マスクをつけたときの効果を検証した実験があります(東京大学医科学研究所の河岡義裕教授らによる新型コロナウイルスを用いた研究)。

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マスク着用で吸い込むウイルス量が減少!

この研究では、ウイルスを排出する人、浴びる人のいずれかがマスクをつけることで、浴びる人が吸い込むウイルス量が半減しました。両方ともがマスクをつけると、70%減っています。なお、使用されたマスクはサージカルマスクです。

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マスクの効果で感染率が低下!

さらに、ハムスターでマスクの効果を検証した実験もあります(香港大学 微生物学教室による研究)。実際にハムスターがマスクをつけたわけではなく、マスクの素材でハムスターのいるカゴを仕切って行ったものです。コロナに感染したハムスターと、感染していないハムスターを直接接触できない同じ環境に入れ、感染するかどうかを検証しました。

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マスクの効果で感染率が低下!

どちらもマスクを使用していなければ、15匹中10匹(66.7%)が感染。感染していないハムスター側がマスクを使用していたら、12匹中4匹(33.3%)、感染したハムスター側がマスクを使用していたら12匹中2匹(16.7%)と感染が抑えられたそうです。マスクの予防効果が示されました。

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マスクの効果で感染率が低下!

また、重症化阻止効果もある可能性が示唆されています。通常ハムスターが新型コロナウイルスに感染すると重症化することが多いのに対し、この研究では、マスクを使用して感染したハムスターは軽症だったことも報告されているのです。
出典:マスクが新型コロナの「重症化」を防ぐという仮説と、その後の議論や新たなエビデンス

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どんなマスクをつければいいの?
対策方法なし 吐き出し飛沫量100% 吸い込み飛沫量100% 対策方法マスク不織布 吐き出し飛沫量20% 吸い込み飛沫量30% 対策方法マスク布 吐き出し飛沫量18-34% 吸い込み飛沫量55-65%※ 対策方法マスクウレタン 吐き出し飛沫量50%※ 吸い込み飛沫量60-70%※ 対策方法フェイスシールド 吐き出し飛沫量80% 吸い込み飛沫量90%※ 対策方法マウスシールド 小さな飛沫に対しては効果なし(エアロゾルは防げない) 「富岳」によるシミュレーション。※は豊橋技術科学大学の実験値 飛沫を抑える性能は不織布>布、ウレタン。不織布のほうが息苦しさを感じますが、そのほうが飛沫を抑えられるといえるでしょう(国立大学法人豊橋技術科学大学のプレスリリースより)。
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教えて! マスクについて知りたいこと

  • 通気性のいいマスクは、意味がありませんか?

    忽那先生

    意味がないとは言えません。吐く飛沫、吸い込む飛沫を減らす効果はあります。つけないよりはつけたほうがよいです。しかし、感染予防の面から考えると、通気性のよいマスクは不織布マスクより性能が劣っています。不織布マスクを長時間装着することに健康面で問題がない人は、不織布マスクをつけるほうがよいでしょう。

  • マスクを2枚重ねすると、効果は高まりますか?

    忽那先生

    アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の研究結果によれば、マスクを顔にフィットさせることが、浴びる飛沫の量を減らすためには重要です。フィット感を向上させるために二重マスクを使用するのであれば、有効だといえるでしょう。ただし、通常のマスク着用でも十分な効果が見られ、二重にすることでどれくらい感染者が減るのかは未知数。感染リスクは「マスクなし>>>>>>>>>>マスク1枚>二重マスク」と考えられます。
    出典:感染防止のために「二重マスク」にすべきなのか?

  • 息苦しい、肌荒れする、耳が痛い、メガネがくもる……。いつもマスクをつけていると、さまざまな不調が生じます。どのような環境であれば、外しても大丈夫ですか?

    忽那先生

    屋外で周囲の人との距離が保てているときには、マスクは外して大丈夫です。目安は、飛沫が届かない2メートル。屋内でも、誰もいない個室ではもちろん外してよいでしょう。

  • 着用や取り扱いにおいて、気をつけることは?

    忽那先生

    マスク表面は汚染されやすいため、長時間使い回すのは避けてください。1日1回程度を目安に交換するのがよいと思います。また、マスクの表面を触った後は、手を洗うようにしましょう。

  • マスクはいつまでつけるべきでしょうか? ワクチン接種後のマスク着用の考え方について教えてください。

    忽那先生

    ワクチンを接種した人も、発症リスクが下がるだけで感染しないわけではありません。感染して周囲に広げてしまうこともありえます。現時点では、ワクチン接種者がマスクを外してよいという確たるデータはありません。ワクチン接種後も、当分の間はマスクをつけ続ける必要があります。

一人ひとりが感染対策を。

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