Information2020.09.18

深層学習を用いた自然言語処理モデル(AI)のAPIを無償提供 ー 導入をご検討の企業のみなさまへ(2021年5月19日更新)

2020年9月にお知らせしました深層学習を用いた自然言語処理モデル(AI)のAPI無償提供について、条件の一部追記、及び2021年5月19日時点の導入企業様一覧を更新しました。

いつもYahoo!ニュースをご利用いただきありがとうございます。

Yahoo!ニュースでは、「Yahoo!ニュース コメント」の健全化を目的に導入している「深層学習を用いた自然言語処理モデル(AI)」を利用してコメントを評価する技術のAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェース)を無償提供します。

導入をご検討中の企業のみなさまは、こちらの内容をご覧いただき、ページ下部の問い合わせ先よりお問い合わせください。API提供の背景や詳細につきましては、プレスリリースをご覧ください。

提供するAPIについて

「建設的コメント順位付けAI」は、以下のいずれかの条件を満たすコメントに高いスコアを付与します。
・自分の意見を元に議論を喚起する発言
・客観的で、必要であれば根拠を提示している発言
・新たな考え方、解決策、見識を提供する発言
・記事に関係する珍しい経験談

Yahoo!ニュース コメントで最も重要と考えている仕組みのひとつです。
2018年よりYahoo!ニュース コメントで実際に利用しており、複数の特許を出願中です。

活用イメージ

導入企業は、例えば以下のように、スコアが付与されたコメントをさまざまな形で活用できます。

・表示順の改善:付与されたスコアをコメント表示順の値として利用する
・パトロールの効率化:付与されたスコアが低いコメントを優先してパトロールの対象とする
・レコメンド:スコアが高いコメントが多い記事を優先して表示する

など

導入の条件

お申し込みは、既にコメント投稿機能のあるサービスを公開・運営されている、日本国内の法人に限定させていただきます。
また、サービス上に弊社の技術を利用していることを明記していただきます 。

以下に該当する場合はご利用をお断りさせていただきます。利用中であっても、該当することが判明した場合は利用を停止させていただきます。
・コメント機能の改善以外の目的での利用
・ロジック解析目的での利用
・第三者への提供、事前に相談したサービス以外での提供
・法令違反、公序良俗に反する内容など、当社が不適当とみなしたサービスでの利用
・必要相当な数を超える利用、乱用
・導入効果がごく限定的だと当社が判断した場合
・ヤフーに技術上または業務上の支障が生じる場合
※場合によってはAPIアクセス数の上限を設定させていただく可能性がございます
・そのほか、導入前相談での内容と異なる利用

費用

無償でご利用いただけます

導入までの流れ

Step1・お問い合わせ
下記の問い合わせ先からご連絡ください。弊社から折り返しご連絡させていただきます。
なお、導入の条件に合致していると判断できない場合には、ご返信できない場合があります。

Step2・導入前相談
利用目的・利用方法・希望導入スケジュールのヒアリングや、想定負荷などの確認をさせていただきます。
相談前に、必要に応じてNDAの締結をお願いすることがあります。
導入前にサンプルデータでテストをご希望される場合は、データのやりとりに必要な契約の締結をお願いすることがあります。

Step3・契約と導入
導入が決定しましたら、契約を結ばせていたただきます。
ご契約締結後、APIにアクセスするための認証手段を提供いたします。その後、必要な開発をお願いいたします。

問い合わせ先

以下を必ず記載の上、こちらのメールアドレスにご連絡ください。
news-comment-api-desk@mail.yahoo.co.jp

・ご担当者のお名前とメールアドレス
・社名とURL
・想定している利用サービス名とURL
※いただいた連絡先などの情報は、本目的以外には利用しません。

導入企業様一覧

一部の導入企業様をご紹介します。

・株式会社ニューズピックス
・株式会社ゼンダー
・株式会社インタースペース

関連リンク

Yahoo!ニュース、不適切コメントへの対策として導入している深層学習を用いた自然言語処理モデル(AI)のAPIを無償提供開始(プレスリリース)

個人に対する誹謗中傷等を内容とする投稿への対応について(プレスリリース)

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