Information2023.10.05

Yahoo!ニュースにおける「プライバシー配慮」の取り組みについて

いつもYahoo!ニュースをご利用いただき、ありがとうございます。

Yahoo!ニュースは「課題解決と行動につながるニュースを伝える」をミッションに掲げており、ユーザーのみなさまから信頼をされる場でありたいと考えています。インターネット空間でプライバシーへの配慮に欠ける情報発信が目立つ現状を受け、個々人の人権と多様な生き方がより尊重される社会を目指すため、Yahoo!ニュース上に配信される記事について、プライバシーに配慮した取り組みを実施いたします。

参考
読売新聞とLINEヤフーが共同声明を発表 インターネット上の記事におけるプライバシー尊重に具体策を実施

https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/000856/

■Yahoo!ニュース トピックス
これまでも、Yahoo!ニュース トピックスの編集方針では、伝える価値とプライバシーへの配慮の必要性を記事ごとに検討し、プライバシーへの配慮が足りない記事を掲載しないこととしてきました。

例えば、前科・前歴や本人の信条などの個人のプライバシーに深く関わる情報を含む記事については、報道の必要性にも照らし、慎重に検討しています。

こうした方針を改めて確認し、プライバシー配慮により重点を置く形といたします。

■ユーザーのみなさまからのフィードバック
2022年4月より、ユーザーのみなさまの声を集める「記事に関する報告」と題した報告フォームを記事末尾に設けています。選択式でユーザー自身が入力できる仕組みで、記事配信をいただいている情報提供元であるパートナーのみなさまにも必要に応じてお伝えするなど、記事品質の改善に活用しています。報告フォームの選択肢には「見出しで書かれている内容が記事中にない」「過度に性的あるいは暴力的」などがあり、ここに今年7月、「記事の内容がプライバシーに踏み込みすぎている」を追加しました。

全体傾向としてフィードバックが集まりやすいのは、以下の2つに分けられます。
・芸能人や元芸能人のプライベートに踏み込んだ記事
・事件の被害者や被害者家族、加害者家族などのプライベートに踏み込んだ記事

プライバシーの要素を含むものをただちに問題とは考えておらず、ユーザーに伝える価値との比較で慎重に検討しています。この新たな選択肢に対して、例えば引退した元芸能人のプライベートに踏み込んだ記事にユーザーのみなさまからの声が相対的に多く集まったケースがありました。

ユーザーのみなさまが感じるプライバシー配慮不足のフィードバックを分析し、必要であれば記事配信をいただいている情報提供元であるパートナーのみなさまにもお伝えしながら、プライバシーの尊重に取り組んでいきます。

Yahoo!ニュースは、今後も上記のような取り組みの継続や課題解決に向けた改善を重ね、ユーザーのみなさまにニュースを届けてまいります。

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