木村肇

「避難所」より「車」。孤立する被災者の選択

2016/5/20(金) 16:51 配信

熊本名物の路面電車が、ガタゴトと音を立てながら何食わぬ顔をして市街地を進む。人通りこそまばらだが、街の表情は、ここが最大震度7を観測した「被災地」であることを忘れさせるほど穏やかだ。と、突然、ケータイが不気味な音をたてる。緊急地震速報だ。「熊本地方で震度4」。それでも路面電車は緊急停止することもなく、渋滞する車列を何事もなかったように追い越して行った。熊本地震の発生から1カ
月。体に感じる余震は1400を超えた。学校の再開によって避難所が整理、統合される中、行政も把握できていない「車中避難」の実態と課題をリポートする。
(ノンフィクションライター中原一歩/Yahoo!ニュース編集部)

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