【那覇市】首里城もチラリ。眺めのよい「虎瀬公園」
沖縄は広々としていて緑が多く、気持ちのよい公園が多いですよね。
今回は、首里城もチラリと見えて那覇市を一望できる「虎瀬公園」をご紹介します。
虎瀬公園がある場所
公園があるのは、首里赤平町。
首里は坂道が多いですが、こちらの公園も坂道を登った先にあります。
入り口は3か所。
- 住宅街から
- 長い坂を登っていく広場から
- 滑り台のある広場から
今回は、坂の上にある広場の入り口から入ってみました。
結構な急斜面の坂を登った先に広場があります。
遊具はありませんが、子供と追いかけっこをしたりキャッチボールをするには十分な広さです。時には大人の方や中高生がスポーツをしていることも。
松の木があり、子供たちはが松ぼっくりを拾ったり松の葉相撲をしたりと、自然を楽しんでいる姿が見られます。
広場の奥にはトイレがありきれいに掃除されているので、安心して利用できますよ。
建物に遮られていますが、首里城もちらっと望めます。
高台にあるので、晴れている日は海の向こうの慶良間諸島まで望め、夕方には西海岸に沈んでゆく夕日がとてもキレイ。いつまでも眺めていられそうです。
広場から奥へとつながっている散歩道
広場からは、奥へとつながる3つの道があります。
左側の道は住宅街へ。
真ん中の道は木々が生い茂り、まるでやんばるの森の中にいるような気持ちになります。
少し進むと休憩所のようなところがあり、チラッと景色が眺められます。木々により景色が遮られていますが、昔はもっと眺めがよかったのかもしれません。
右側の道を行くと広場があり、那覇市の北側や浦添方面を見渡せます。
「虎瀬山」の由来
隅には、虎瀬公園がある虎瀬山の説明書きが置かれてありました。
虎瀬公園がある丘は、昔、頂上の岩石が虎の頭に見えたことから「虎頭山(トゥラジヤマ)」や「虎山「トゥラヤマ」と言われていたそうです。
王族の人々は虎瀬山に別荘を建てて過ごしていたんですね。那覇の街を見下ろしながら、王族の人々はどんなことを考えていたのかと思いを巡らせました。
1982年に頂上一帯ががきれいに整備され、できた公園が「虎瀬公園」と名付けられたようです。ほかにも建物があり開発されているので、現在の丘は虎の頭の形に見える事はなさそうですね。
広場から続く道は、さらに奥にある公園につながっています。
奥の公園には、コンクリートの滑り台がポツンとあります。
ほかに遊具はありませんが、きれいに手入れされた花壇や、タイミングがよければカマキリや蝶々などもいて、さまざまな昆虫を観察できますよ。
公園の隣には「那覇漁船無線局」の跡地があり「公園予定地」の看板が建てられています。ここにまた新しく大きな公園ができるんでしょうか。楽しみですね。
周りは静かで騒音はなく、木々の間を吹き抜ける風の音や小鳥のさえずりが聞こえ、のんびり散歩をしながら自然を感じられる公園です。
那覇の街を一望できて気持ちがよいので、ぜひ行ってみてくださいね。
スポット情報
虎瀬公園
〒903-0811
那覇市首里赤平町2丁目
駐車場なし